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09月02日-趣旨説明-01号

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  1. 上田市議会 2003-08-27
    09月02日-趣旨説明-01号


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    最終取得日: 2021-07-10
    平成15年  9月 定例会(第3回)議事日程 第 1 議席の一部変更 第 2 会期の決定 第 3 特別委員会委員の選任 第 4 議案第74号から第97号並びに報告第23号及び第24号     (趣旨説明) 第 5 議員の派遣           ◇本日の会議に付した事件 日程第1から第5まで           ◇出席議員(30名)     1   番   黒   田   敏   子   君     2   番   土   屋       亮   君     3   番   西   沢   逸   郎   君     4   番   安   藤   友   博   君     5   番   土   屋   孝   雄   君     6   番   井   出   康   生   君     7   番   池   上   喜 美 子   君     8   番   渡   辺   正   博   君     9   番   足   立       誠   君     1 0 番   外   山       愷   君     1 1 番   宮   入   英   夫   君     1 2 番   尾   島       勝   君     1 3 番   大 井 戸   荘   平   君     1 4 番   南   波   清   吾   君     1 5 番   内   堀   勝   年   君     1 6 番   藤   原   信   一   君     1 7 番   堀       善 三 郎   君     1 8 番   金   井   忠   一   君     1 9 番   宮   下   昭   夫   君     2 0 番   成   田   守   夫   君     2 1 番   田   中   正   雄   君     2 2 番   倉   沢   俊   平   君     2 3 番   武   藤       弘   君     2 4 番   丸   山   正   明   君     2 5 番   土   屋   陽   一   君     2 6 番   川   上       清   君     2 7 番   田   中       明   君     2 8 番   茅   野   光   昭   君     2 9 番   南   雲   典   子   君     3 0 番   高   遠   和   秋   君           ◇説明のため出席した者    市    長   母   袋   創   一   君    助    役   田   口   邦   勝   君    収  入  役   小   池   俊   一   君    総 務 部 長   石   黒       豊   君    企 画 課 長   片   山   久   男   君    秘 書 課 長   山   本   謙   二   君    財 政 部 長   小   出       俊   君    財 政 課 長   井   上   晴   樹   君    市民生活部長   松   沢   征 太 郎   君    商工観光部長   土   屋   朝   義   君    農 政 部 長   山   浦   新 一 郎   君    都市建設部長   小   林   憲   和   君    消 防 部 長   大 久 保       弘   君    健康福祉部長    福祉事務所長   前   沢   憲   一   君    上下水道事業    管  理  者   須   藤   清   彬   君    教  育  長   森       大   和   君    教 育 次 長   内   藤   政   則   君    監 査 委 員   石   井   俊   夫   君           ◇事務局職員出席者    事 務 局 長   塩 野 崎   利   英   君    事務局次長    田   玉   利   貞   君    議 事 係 長    調 査 係 長   片   岡   文   夫   君    主    査   宮   沢   英   雄   君    主    査   竹   村   一   寿   君   午前 9時 30分   開会 ○議長(宮下昭夫君) ただいまから平成15年9月上田市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。           ◇ △会議録署名議員の指名 ○議長(宮下昭夫君) 議事に入る前に会議録署名議員の指名を行います。 今定例会の署名議員は会議規則第81条の規定により、議長において、5番土屋孝雄君、6番土屋亮君を指名いたします。           ◇ △諸般の報告 ○議長(宮下昭夫君) この際、諸般の報告を行います。 今定例会に提出されました請願について、事務局長をして報告いたさせます。 ◎事務局長(塩野崎利英君) ご報告申し上げます。 今定例会までに受理いたしました請願は、お手元へ配付申し上げてあります請願文書表のとおりであります。 朗読は省略させていただきます。 以上です。 ○議長(宮下昭夫君) 請願については、事務局長の報告のとおり、所管の委員会においてご審査願います。 次に、去る8月27日に地域交通対策特別委員会土屋亮委員から、9月1日をもって辞任したいとの辞任願が提出され、委員会条例第14条の規定により8月28日に許可いたしましたので、ご報告いたします。 次に、地方自治法第100条第12項及び会議規則第159条第1項ただし書の規定により、前定例会から今定例会までの間に議長において議員の派遣を決定したものについては、お手元に配付しました「議員の派遣報告」のとおりですので、ご了承願います。 次に、市長から、地方自治法第243条の3第2項の規定により、上田市産業開発公社、上田市土地開発公社及び上田市地域振興事業団に係る平成14年度決算報告関係書類並びに地方自治法第180条第2項の規定により、市長専決処分事項の指定に係る報告書の提出がありましたので、お手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 次に、監査委員から、例月出納検査結果の報告がありましたので、お手元に配付しておきましたから、ご了承願います。           ◇ △日程第1 議席の一部変更 ○議長(宮下昭夫君) 日程第1、議席の一部変更を議題といたします。 このたび議員の所属会派の異動により議席の一部変更を行います。2番足立誠君を9番へ、6番土屋亮君を2番へ、9番宮下昭夫を19番へ、16番井出康生君を6番へ、19番成田守夫君を20番へ、20番田中正雄君を21番へ、21番倉沢俊平君を22番へ、22番武藤弘君を23番へ、23番丸山正明君を24番へ、24番土屋陽一君を25番へ、25番川上清君を26番へ、26番田中明君を27番へ、27番藤原信一君を16番へ変更したいと思います。 お諮りいたします。ただいま申し上げましたとおり一部変更することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮下昭夫君) ご異議なしと認めます。よって、議席を一部変更することに決しました。 それでは、ただいま変更いたしました議席にそれぞれお着きください。   〔当該議員移動〕           ◇ △日程第2 会期の決定 ○議長(宮下昭夫君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。 今定例会の会期は、本日から9月24日までの23日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮下昭夫君) ご異議なしと認めます。よって、会期は23日間と決定いたしました。           ◇ △日程第3 特別委員会委員の選任 ○議長(宮下昭夫君) 次に、日程第3、特別委員会委員の選任を行います。 お諮りいたします。特別委員会委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、地域交通対策特別委員会委員に倉沢俊平君を指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮下昭夫君) ご異議なしと認めます。よって、地域交通対策特別委員会委員に倉沢俊平君を選任することに決しました。           ◇ △日程第4 議案第74号~第97号並びに報告第23号及び第24号 ○議長(宮下昭夫君) 次に、日程第4、議案第74号から第97号まで、並びに報告第23号及び第24号、26件一括議題といたします。 まず、市長から提案理由の説明を求めます。市長。   〔市長 母袋 創一君登壇〕 ◎市長(母袋創一君) おはようございます。本日ここに平成15年9月市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましてはご多忙のところご出席を賜りまして、まことにご苦労さまでございます。 全国各地に大きな被害をもたらしました8月の台風第10号につきましては、上田市においては土砂災害等の大きな被害は発生しませんでしたが、豊里地区で収穫を前にしたブドウ、リンゴが強風により一部落下する農作物被害が出ました。被害に遭われた農家の皆さんには心からお見舞い申し上げます。 災害時においては日ごろからどのように対応するかが問われることとなります。市では防災の日である昨日、城下地区を重点とし、第4中学校を主会場とした地震総合防災訓練を実施いたしました。今回は住宅地における災害発生を想定し、災害対応行動及び防災知識を再確認し、各人、各機関が災害に対し的確な行動がとれるようにすることを重点目標といたしました。地域住民の皆さんによる避難訓練や避難場所運営訓練など、より実践的で地域に密着した訓練を行うことができました。地域の関係自治会を初め各種関係団体、訓練会場となった第4中学校の生徒、教職員など多くの皆さんにご参加いただき、本番さながらの訓練を行い、防災に対するふだんからの備えに思いを新たにしたところであります。訓練にご参加いただいた皆さんには厚く御礼申し上げます。 さて、以前から特異な服装をした少年たちが上田駅前に集まり、問題が深刻化しております暴走族対策について申し上げます。ことしはこうした少年たちが「上田祇園祭」、「上田わっしょい」の際に大勢上田駅前に集まり、異常事態との報道がなされ、憂慮すべき状況となり、市民の皆さんに大変ご心配をおかけしております。活動をしている少年たちはほとんどが10代半ばであり、幼児期からの家庭でのしつけや教育、見て見ぬふりをしている地域にも問題があることが指摘され、大きな社会問題、青少年問題として深刻に受けとめております。 上田駅自由通路や温泉口エレベーター付近には防犯カメラを設置しており、12月までに完成するお城口広場の整備にあわせて、温泉口も含めて両広場全体が確認できる防犯カメラを新たに設置するなど、暴走族対策も含めた防犯対策を進めております。従来より上小防犯協会連合会防犯指導員自治会役員少年補導委員などの市民組織の皆さんに積極的な声かけ運動をしていただいておりますが、地域と教育関係者、警察や行政が一体となって彼らを諭していくことにより早期に暴走行為の芽を摘み取っていくことが一番であると考えております。市民組織を初め警察との情報交換や具体的な対応策を講じられるような場を設け、パトロールや声かけ運動など、できることから行動に移せるような効果的な取り組みをしてまいります。 さらに、暴走族の根絶のためには条例制定も大きな役割を果たすものと考えております。暴走族の交友範囲が広範に及ぶため、住民が共通の認識を持って広域的な連携による対策が重要であり、より高い効果も期待できることから、県レベルでの条例の制定が必要であると判断してまいりました。この4月には上田市の提案により、県市長会としても県及び県議会へ暴走族根絶条例の制定の要望をしてきております。また、8月に行われました県議会の総務警察委員会及び商工生活環境委員会における上小地方事務所現地視察の際に条例の早期制定及び暴走族取り締まり強化について陳情をいたしたところでもあります。現在のところ県の対応は不明確でありますので、その動向を見ながら市独自の条例制定に向けての準備を進めてまいります。 いずれにいたしましても、市民生活の安全、安心の確保は、行政の重要課題の一つと認識しております。暴走族の根絶に向けて地域や学校、行政関係者が一体となった取り組みを進めてまいります。 次に、最重要課題として取り組んでおります市町村合併について申し上げます。任意合併協議会において進められております協議事項のすり合わせにつきましても、大詰めを迎えてきておるところでございます。こうした状況の中で、武石村は住民アンケート調査の結果などを踏まえ、長門町、和田村との任意合併協議会を離脱し、私どもとの協議を続ける結論を出しました。また、丸子町では住民による依田窪4町村法定合併協議会設置の住民発議が提出され、合併特例法の定めにより、3町村長に意向確認手続を行いました。各町村とも法律の期限の10月半ばまでに態度表明をする予定であります。 当地域が目指す分権型合併は、4市町村ごとの特色を生かし合い、地方分権時代に対応し、より住民に近いところで、住民とともに行政課題に対応しながら、地域コミュニティーや住民自治の充実を図る地域内分権を目指すものであります。現町村役場や上田市内の支所を、総合支所機能を有し、住民との協働のまちづくりを推進するための拠点となる「(仮称)地域自治センター」とし、地域の実情に応じた施策の展開に資するため、旧市町村及び支所単位に地域審議会を設置していく方針を確認したところであります。 去る7月25日、自立した地域づくりを目指した新市将来構想案が、地域住民代表から成る新市将来構想策定委員会から答申され、協議会で確認いたしました。策定委員会では、地域の魅力を再認識した上で、大きな変革の時代における新しい自治の姿やこの地域の将来像について、住民の目線で討議しました。委員一人一人が新市に対する思いを込め、「行政任せにしない」、「小さな単位が大切にされる」、「様々な連携を広げる」などの視点で新しいまちづくりの方向をまとめていただきました。「自立と協働」、「循環と交流」、「創造と調和」を新市のまちづくりに取り組む際の基本的な考え方とし、「日本のまん中 人がまん中 生活快適都市」を将来都市像として、サブタイトルを「水跳ね 緑かがやき 空 こころ 晴れわたるまち」といたしました。 新市の名称候補については、市内外から多くの応募をいただいた中から最も多かった「上田市」のほか、「真田市」及び平仮名の「うえだ市」を加えた三つを候補とし、法定合併協議会において名称を決定することにしております。任意合併協議会において新市の名称、新市将来構想など協議確認されました内容について広く市民の皆さんにお知らせするため、概要をまとめた冊子を全戸に配布するとともに、9月19日から市内45カ所において市民懇談会を開催してまいります。また、懇談会に先立ちまして、合併と地域の将来について市民の皆さんとともに考えていくため、9月17日に「合併を考える市民の集い」を開催することといたしました。大勢の方々にご参加をしていただき、皆さんとともに合併について議論を深めていきたいと考えております。市民懇談会の終了後、市民の意向調査を実施し、12月議会には法定合併協議会設置の関係議案を提案してまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、市民の皆さんと一体となり、地域の個性が生かされ、合併してよかったと思えるような夢のある新しい市に向けて全力を挙げて取り組んでまいります。 さて、現在の経済情勢でございますが、政府の8月の月例経済報告では、景気の現状は「おおむね横ばい」との見方を継続したものの、株価上昇や米国経済の回復基調など外部環境の状況をとらえ、昨年7月以来13カ月ぶりに景気判断を上方修正いたしました。しかし、デフレ傾向は依然続いており、長期金利の上昇や株価の動向次第では金融不安の再燃が懸念されるところであります。冷夏、長雨の影響は観光や夏物商戦、農作物にも及んでおり、景気回復のおくれも心配されるところであります。一部持ち直しが見られる雇用情勢も、完全失業率が5.3%と高どまりしており、上田公共職業安定所管内有効求人倍率も、7月期では県内平均の0.67倍を下回る0.61倍といまだ低調な水準で推移をしており、厳しい環境にあると認識しております。 財政状況に目を転じてみますと、現在までの市税の調定動向は昨年度からの厳しい所得環境を反映して、個人市民税については対前年同期比で7%を超える減少となっているほか、固定資産税の評価替えの影響もあり、15年度では税収全体で前年度比9億円を超える減収が避けられないものと見込んでおります。 このような状況の中で、大きな課題であります景気、雇用対策については、さらなる対応を行うため、今議会にも補正予算として臨時的な雇用機会の創出としての緊急地域雇用創出特別事業や地域の自立的な景気回復を目指した制度資金の充実を図るための経費等を柱として盛らさせていただきました。さらに、市民生活に密着した市単独事業についても追加計上を行い、地域経済の回復に向けた配慮もあわせていたしたところであります。厳しい財政状況の中ではありますが、限られた財源を可能な限り有効活用し、地域経済の回復のため効率的な行財政運営の推進に努めてまいります。 次に、上田交通別所線の存続問題の取り組み状況について申し上げます。別所線は沿線自治会を初め地域の生活を守る大切な公共交通機関であるとともに、観光振興にも欠くことのできない鉄道であり、上田市の貴重な財産であります。上田市上田交通別所線存続緊急対策本部では、現在、存続のための取り組みを関係機関と進めております。7月には別所線電車利用促進シンポジウム別所線電車存続期成同盟会とともに開催し、幹線鉄道や大都市圏の鉄道とは違う性格を持った地方鉄道としての別所線の今後のあり方、存続意義、地域振興に果たす役割などを検討いただきました。当日は創造館に約650人の市民の皆さんにご参加をいただき、存続問題に対する関心が高まってきていると感じたところであります。 全国の地方鉄道の多くは利用者の減少により苦しい経営を強いられ、存続の危機に直面しているところであります。こうした中で、国土交通省において設置された「地方鉄道問題に関する検討会」では、初めて幹線鉄道や大都市圏の都市鉄道とは異なる性質を持つ地方鉄道を対象として、今後の地方鉄道のあり方について検討がなされました。この検討会において「地方鉄道復活のためには鉄道事業者の自助努力と国、地方の適切な関与が必要であるとし、国は地方鉄道問題に今まで以上の関与をしていくべき時期に来ている。」と提言されました。国土交通省では、国や地方自治体の取り組み姿勢が大切であるとの認識のもとに、来年度から安全対策のための補助金を線路やトンネル等基本施設の整備にも拡充する方針を固めております。本年度、別所線の存続問題の緊急性から国土交通省において当線をモデルにした費用対効果分析調査を実施し、さらには北陸信越運輸局でも別所線の活性化、利用促進のための輸送サービス高度化調査を同時に実施しております。両調査とも本年度末には調査結果がまとまりますので、別所線の現状及び今後の対応策等が明らかになると期待しております。 現在、別所線の安全性緊急評価第三者機関により進められており、11月ごろに出る評価結果に基づく設備投資内容を十分精査いたしまして、支援方法等を検討してまいります。8月の県議会総務警察委員会における上小地方事務所現地視察の際に国及び県に対する支援を求める陳情も行いましたが、今後ともあらゆる機会を通じ引き続き国、県への支援を要請してまいりたいと考えております。 別所線電車存続期成同盟会では、8月には自治会を通じて別所線の存続に向けての署名活動を行いました。上田商工会議所を初め長野大学や上田女子短期大学、市内各高等学校のご協力もいただき、さらに東京上田会のご協力もいただいておるところでもあります。予想を超える反響、手ごたえを感じていると伺っており、市に対しても存続や利用促進に対する数多くのメールなどによる提言が寄せられ、市民の皆さんの機運も盛り上がってきております。上田交通株式会社においても、利用促進策の一環として8月には初の「丸窓ビール祭り」を別所温泉駅構内で開催し、市民ぐるみの利用客増に向けたPR活動にも努めております。市といたしましても、今後も期成同盟会と連携して別所線に乗っての撮影会や第2回目のシンポジウムなどを計画しており、存続運動に弾みをつけてまいりたいと考えております。企業として最大限の自助努力をしていくこと及び別所線の存続を地域みんなで確認し合うことが公的支援の大前提となります。「私たちにとって大切な別所線は、市民みんなの力で守っていく。」という地域の熱き思いを結集し、一丸となった取り組みを積極的に進めてまいります。 次に、雇用対策及び中心市街地活性化策等産業の振興について申し上げます。本年6月、上田市の働きかけもあり、ハローワーク上田の隣接地に「上田キャリア交流プラザ」が開設されました。キャリア交流プラザは、厚生労働省が全国の主要都市に整備しており、本年度は政令指定都市以外では初めて新潟市、熊本市とともに上田市に設置されたものであります。既に就労支援のための各種講座が始まり、その成果が期待されるところです。この施設を有効活用し、求職者の就労促進を図るため、緊急地域雇用創出特別事業によりキャリア・コンサルタントを派遣し、長期失業により経済、生活不安を抱える求職者支援のためのコンサルタント事業を実施してまいります。このほか今回同特別対策事業を活用し、松くい虫対策で使用され山林内に残っているビニールシートを撤去し、棚田百選に選ばれている殿城地区稲倉の棚田周辺の雑木の除去等を行い、景観の保全とともに雇用の創出を図ってまいります。 この7月には多くの従業員を雇用している市内製造業のトップの方々との懇談会を4回に分けて実施いたしました。厳しいコストダウン競争により海外移転による産業空洞化が懸念されておりますが、本社機能や研究開発部門は上田市に置き続けたいという力強いお言葉もいただきました。優秀な人材の集まる「魅力あるまちづくり」や長期的な視点での「産学官連携」の必要性など貴重な提言をいただき、今後の施策に生かしてまいりたいと考えております。 中心市街地の活性化に向け具体的な計画づくりを行うTMO運営協議会上田商工会議所において発足し、第1回運営委員会を開催したところであります。今後ワーキンググループを設置し、昨年策定したTMO構想事業メニューに基づき具体的な計画を立案、検討して事業展開を図っていくことになります。市といたしましても、この計画が実行に移され、活性化に役立つよう積極的な支援をしてまいりたいと考えております。 中心市街地にぎわいづくりの一つとして、空き店舗対策は重要な課題として取り組んでいるところです。松尾町商店会では新たに空き店舗を活用して「映画のまちうえだ」をテーマにしたコミュニティ施設を設置し、活性化に役立てたいとしており、これに対して支援してまいります。3月に入館者が10万人を超え、市街地の集客に寄与している池波正太郎真田太平記館は、この11月に開館5周年を迎えます。この記念事業のメーンとして10月25日、26日には東京都台東区のご協力をいただき、「池波正太郎の上野・浅草まつり 東京・下町職人展in上田」と題しまして、ふれあい広場21において記念イベントを開催する予定です。商店街の皆さんとも連携、協力しながら各種記念事業を開催し、大勢の皆さんに楽しんでいただき、まちなかの活性化につなげてまいりたいと考えております。 次に、冷夏により心配されております農作物の生育状況とその対策について申し上げます。平年に比べ梅雨明けが大幅におくれ、これに伴う低温、日照不足の影響で7月から8月にかけての平均気温は平年より2度低く、日照量は平年の3分の2と大幅に少なくなっています。この冷夏の影響を受けられている農家の皆さんには心からお見舞い申し上げます。水稲につきましては、生育が一部で大幅におくれており、軟弱傾向で、いもち病に感染しやすい状態にあります。花卉は開花がおくれ、果樹においては特に被害が予想されます巨峰につきましては、生育が若干おくれ、赤熟れや裂果も心配されるところであります。市では県や農協など関係機関と冷害対策会議を開催するなど連携を図り、技術対策を徹底し、病害が発生した場合の防除薬剤の使用等について生産者に周知しております。今後も気候の推移を見ながら関係機関と連携を密にし、被害に対する適切な指導など冷害対策に万全を期してまいります。 上田地域の文化、情報、にぎわいの拠点として整備を進めております上田駅お城口再開発事業につきましては、12月のビルオープンに向けて再開発ビルの建築工事と広場、道路工事が順調に進んでおります。駅前広場では、「水と緑」をコンセプトにロータリー内の桝網用水の一部をオープンとし、階段状のデッキや水車のモニュメントを設け、水の流れを眺められる親水空間をつくり出すとともに、地域の植生に合った樹木や待ち合わせの場所にもなるようなシンボル的な高木、さらには季節の花で彩りを添える花壇の配置も予定しております。以前より広場内にあった真田幸村像や真田軍の旗印をイメージした時計塔、「歴史のまち上田」の案内看板を設置し、駅を利用される方々に歴史の一端を感じていただける空間としたいと考えております。広場は市民、観光客、だれもが利用しやすく、親しまれるものとするため、歩道と車道の段差をなくしたバリアフリーに対応した構造となっており、照明の明るさの確保や防犯カメラなどにより、さらに安全に利用できるよう配慮してまいりたいと考えております。 1―1街区ビルのテナントについては、入居テナント及び各フロアの配置がほぼ固まりました。2階、3階の商業フロアについては飲食、物販等の店舗や事務所として、5階、6階については事務所用のフロアとして、それぞれ配置計画に基づいてテナント側と細部の協議を行っております。ビルの名称につきまして、本年3月から4月にかけて公募しましたところ、全国から1,037点という多くの応募をいただき、8月6日の名称選考委員会におきまして「上田駅前ビル パレオ」と決定いたしました。この名称は市民の憩える空間としての思いが込められており、オープン後は市民の皆さんや観光客に親しまれ、にぎわいのあるビルとなるよう整備を進めてまいります。来年4月のオープンに向けて整備をしております4階の公益施設につきましても、8月28日の名称選考委員会におきまして「上田情報ライブラリー」と決定いたしました。市民の皆さんや観光客が気軽に立ち寄ることのできる憩いの場として、また特色ある情報発信の拠点となるよう整備を進めてまいります。 続きまして、健康づくり、福祉施策について申し上げます。市民の健康づくりにつきましては、上田市民総合健康づくり計画「ひと・まち げんき健康うえだ21」に基づいて具体的な施策を展開しております。特に市民の関心の高い生活習慣病予防対策の一つといたしまして、この7月に健康情報冊子「スマイルうえだ」を全戸配布いたしました。これは、運動を身近なものとし、楽しみながら継続していただくことを第一の目的といたしまして、市内のウオーキングコースや親しみやすいストレッチ運動などを紹介し、「元気の差は、毎日の差」を合い言葉にそれぞれの個人に合った健康づくりを応援するためのものです。健康づくりにつきましては、「自分の健康は自分でつくる。」という気持ちを持っていただくことが大切であると考えており、今後ともこの基本に立って市民の皆さんの健康増進を支援してまいります。 高齢者施策につきましては、高齢者が住みなれた地域で、家庭的な雰囲気の中できめ細かなサービスが受けられるよう、既存の民家を改修した小規模ケア施設としての宅老所の整備を進めております。NPO法人等が痴呆の高齢者を対象としたグループホーム及びデイサービス事業を行うための改修費に対して助成し、既存の地域資源を活用することにより在宅福祉の充実を図り、高齢者の地域ケアの拠点の一つとして推進してまいります。あわせまして、特別養護老人ホーム「ラポートあおき」が行います増床工事に対しましても助成を行ってまいりたいと考えています。 養護老人ホーム「上田市報恩寮」につきましては、行政改革の推進と民間活力の導入による福祉施設の効率的な運営を目指し、社会福祉法人敬老園への経営移譲を進めており、現在具体的な協議や調整を行っております。来年4月から予定している経営移譲に向けて、10月1日から業務の一部を委託し、スムーズな業務移行を進めてまいります。 次に、環境保全について申し上げます。たばこや空き缶、ペットボトルなどのポイ捨てがモラルの低下等により年々増加傾向にあり、生活環境が悪化しつつあります。こうした状況に対応するため、市民のポイ捨て防止などが図られ、清潔で美しいまちづくりを推進し、良好な環境を確保するため、「(仮称)ポイ捨ての防止等に関する条例」の制定について12月議会提案に向けて検討を進めております。具体的には、上田駅前お城口の再開発工事の完成を機会に「上田駅前を環境美化重点地域と指定する。」など、快適な環境を維持していきたいと考えております。この条例において、ポイ捨ての禁止等に違反した者に対する罰則を設けることや、屋外での喫煙の制限についても検討しております。 燃やせないごみの有料指定袋導入についてでありますが、去る4月30日に上田市廃棄物処理審議会から答申がなされ、その後多くの市民の皆さんからさまざまなご意見が寄せられているところであります。答申内容についてご意見をいただくため、市内14会場で説明会を行い、1,000人を超える市民の皆さんのご出席をいただきました。主なご意見としては、「価格設定は適切なのか。」、「生ごみは堆肥化で減量が可能であるが、燃やせないごみの減量方法は何か。」、「有料化により不法投棄がふえると予想するが、その対策は何か。」等がありました。また、「消費者だけでなく、事業者にもごみ減量の責務を果たしてもらいたい。」という循環型社会の形成に向けた広い視野でのご意見も多く出され、市民の皆さんのごみ問題に対する意識の高さを強く感じたところでもあります。このほか「自治会の役員としては、ルール違反のごみ対策から早急に実施してほしい。」という要望もいただきました。説明会においていただきましたご意見や直接お寄せいただいておりますご意見等を一つ一つ検証し、今後進めていく上での貴重な判断材料としながら、方針を決定し、取り組んでまいります。 次に、教育について申し上げます。21世紀は「環境の世紀」と言われ、私たちの環境に対する意識が急速に高まってきている中で、学校における環境教育の推進がより重要となってきております。このため上田市においては、21世紀を生きていく子供たちにとって環境教育を必須の教育と位置づけ、小中学校では体験活動を通して環境問題を認識し、理解を深めるとともに、できることから実践していこうとする態度を養う教育に取り組んでおります。 本年度におきまして、「環境にやさしい学校づくり」をスローガンに、小学校では清明小学校と東小学校を、中学校では第2中学校、第6中学校及び塩田中学校をモデル校に選定し、より実践的な環境教育に取り組んでおります。各モデル校では環境ISOの手法を活用してごみや紙の分別収集、リサイクルの推進、省エネルギー対策など具体的な取り組みや点検を行う中で環境の改善活動を進めております。今後モデル校での実績を踏まえ、全小中学校へ導入してまいります。 環境教育の推進にあわせ、小中学校の普通教室に長野県産間伐材を使用した机、いすを配備する「森林の恵み共生事業」を進めております。本事業は、次代を担う子供たちが自然との共生や森林との触れ合いを通して豊かな感性や「もの」を大切にする心が育つことを願い、昨年度城下小学校に配備しました。本年度におきましても県の補助制度を有効に活用する中で、豊殿小学校、東塩田小学校への導入を進め、ゆとりある教育環境の整備に引き続き努めてまいります。 完全学校週5日制が実施されて2年目に入っており、子供たちの個性を伸ばし、心豊かな青少年の育成を目指して、地域で子供を育てる環境の充実を図っております。上田市子ども会育成会での地域活動や公民館活動での通学合宿、子ども体験教室などの機会を通して子供たちの体験活動を進めております。本年度も文部科学省の地域と学校が連携協力した奉仕活動・体験活動推進事業を活用し、さらに充実させてまいります。 地域で進める外国語学習の推進事業につきましては、昨年度に引き続き国際化の進展に対応し、小学生を対象に地域の指導者による外国語学習として実施してまいります。これは、塾等で教える英語ではなく、子供たちが楽しく英語を使い、自分の気持ちを伝えること、コミュニケーションを楽しむことに主眼を置いた生きた英語を学ぶというものであり、子供たちにとって大変よい機会になるものと考えております。 最後に、8月25日から本稼働いたしました住民基本台帳ネットワークシステム、いわゆる住基ネットについて申し上げます。県においては住基ネットへの対応について「離脱はでき得ない」とした上で、個人情報の流出や改ざんの危険性があると判断し、インターネットに接続しているシステムに外部から侵入の可能性について実験を行い、総務省の外郭団体「地方自治情報センター」に委任している事務を再検証し、市町村の意見を聞きながら対応を検討する方針を示しております。 上田市においては、既存の住基システムは閉鎖されたシステムであり、これと接続されている住基ネットもインターネットとは一切接続しておらず、要所要所にはファイアウオールという障壁を設置した上で24時間監視するシステムが稼働しております。さらに、緊急時対応計画を策定しており、緊急時には既存住基システムを住基ネットから切り離す措置をとることとしています。これらについては、8月に開催された上田市情報公開.個人情報保護審査会で本稼働に伴う安全対策について情報漏れを危惧するご意見をいただき、安全対策について説明をいたしたところであります。今後とも個人情報の流出や改ざん等により市民の皆さんにご迷惑をおかけすることのないよう安全対策には万全を期してまいります。 以上、今回提案いたしました案件を中心にその一端を申し上げました。 今回提案いたしました案件は、条例案2件、決算認定15件、予算案6件、事件決議案1件、報告事項2件の合計26件であります。その主なものの概要につきましては助役から説明いたしますので、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。
    ○議長(宮下昭夫君) ここで15分間休憩いたします。   午前 10時 14分   休憩           ◇   午前 10時 29分   再開 ○議長(宮下昭夫君) 再開いたします。 助役。   〔助役 田口 邦勝君登壇〕 ◎助役(田口邦勝君) 提案いたしました主な議案についてご説明申し上げます。 まず、条例案でありますが、上田市道路等占用料徴収条例中一部改正について申し上げます。この条例改正は、「日本鉄道建設公団」が「運輸施設整備事業団」とあわせて独立行政法人化され、「独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構」となることに伴い、条例中の字句を改正するものでございます。 市営駐車場条例中一部改正につきましては、地方特定道路整備事業西上田駅南口広場整備工事及び上田駅お城口地区第2種市街地再開発事業により、西上田駅南口及び上田駅お城口にそれぞれ市営の自動車駐車場が設置されることから、市営駐車場条例に使用料等について所要の改正を行うものであります。 続きまして、平成14年度一般会計、特別会計及び企業会計の決算につきまして、このほど監査委員の審査が終了いたしましたので、決算審査意見書初め関係書類を添えて提案いたします。個々につきましては、後ほどそれぞれの議案の中で説明いたしますので、概要について申し上げます。 一般会計につきましては、歳入決算額454億868万円余、歳出決算額446億1,110万円余で、繰越明許をお願いしました高齢者福祉センター施設整備事業外14事業の繰越財源1億1,936万円余を含めまして、歳入歳出差し引き7億9,757万円余を次年度へ繰り越しいたしました。 次に、特別会計でございますが、土地取得事業特別会計を初め10会計でございます。各会計とも黒字決算で終了し、特別会計の総額で申し上げますと、歳入決算額は265億9,545万円余、歳出決算額は260億8,877万円余で、市街地再開発事業特別会計で繰越明許をお願いしました繰越財源4億2,700万円を含めまして、5億667万円余を次年度へ繰り越しいたしました。全会計とも黒字で決算できましたことは、議員の皆様初め関係各位のご理解、ご協力によるものと感謝申し上げます。 続きまして、企業会計4会計の決算について申し上げます。 まず、産院事業会計につきましては、全国的に少子化の続く中で、上田市産院の利用者は前年度と比較して、外来患者数は224人増加したものの、入院患者数は350人、出生数は18人いずれも減少となりました。損益勘定における事業収益は、前年度比2.2%減の2億7,869万円余、事業費用は前年度比1.0%減の2億5,980万円余となり、当年度は差引事業収益において1,889万円余の純利益となりました。この当年度未処分利益剰余金1,889万円余を利益積立金として処理したいというものです。 次に、水道事業会計につきましては、収益的収支において、収入は節水意識の浸透初め景気低迷の影響などにより有収水量が減少し、前年度より7,992万円余少ない20億5,081万円余となりました。支出は、繰上償還による支払利息の軽減初め公共下水道事業など他関連事業の減に伴う資産減耗費の減少により、前年度より1億3,218万円余少ない20億2,392万円となりました。この結果、税抜きによる損益勘定では75万円余の当年度純損失を生じ、その全額を利益積立金をもって処理することにいたしました。資本的収支につきましては、収入が6億8,135万円余、支出が13億8,187万円余となり、翌年度へ繰り越される支出の財源充当額3,001万円余を除いた収入が支出に対して不足する額7億3,053万円余は、当年度分消費税資本的収支調整額、繰越工事資金及び過年度分損益勘定留保資金で補てんいたしました。今後とも安全で安定した水の供給と健全経営に努めてまいります。 次に、公共下水道事業会計でございますが、収益的収支において、下水道使用料が水洗化の向上などにより前年度より1億4,723万円余の増収となり、収入は28億5,396万円余となりましたが、支出は減価償却費を初め支払利息などが増加し、28億9,381万円余となりました。この結果、税抜きによる損益勘定で1億6,438万円余の当年度純損失が生じ、前年度繰越欠損金3億1,632万5,849円と合わせ、全額当年度未処理欠損金として4億8,071万4,811円を翌年度へ繰り越すことにいたしました。資本的収支につきましては、収入が65億7,664万円余、支出が72億4,738万円余となり、翌年度へ繰り越される支出の財源充当額1億7,839万円余を除いた収入が支出に対して不足する額8億4,913万円余は、当年度分消費税資本的収支調整額、繰越工事資金及び過年度分損益勘定留保資金で補てんいたしました。平成14年度末の普及率は前年度より6.9ポイント増加して53.8%となりましたが、今後も下水道の整備促進と安定した維持管理を図るため、経営の健全化に努めてまいります。 次に、農業集落排水事業会計においても、収益的収支につきましては、公共下水道と同様に使用料収入が増加して、収入は5億6,123万円余となりましたが、支出も7億2,741万円余となりました。この結果、税抜きによる損益勘定で1億9,102万円余の当年度純損失が生じ、前年度繰越欠損金2億1,696万9,272円と合わせ、全額当年度未処理欠損金として4億799万8,570円を翌年度へ繰り越すことにいたしました。資本的収支につきましては、収入が12億4,362万円余、支出が12億7,700万円余となり、不足する額3,337万円余は、過年度分消費税資本的収支調整額、当年度分消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補てんいたしました。平成14年度末の普及率は前年度より1.7ポイント増加して14.4%となりましたが、引き続き平成16年度の建設改良事業の完了に向けて事業を進めてまいります。 続きまして、平成15年度補正予算の概要について申し上げます。 まず、一般会計補正予算第2号は、予算の総額にそれぞれ8億6,763万4,000円を追加いたしまして、補正後の予算の総額を439億7,739万6,000円といたしたいというものであります。 歳入の主なものについて申し上げます。国庫支出金及び県支出金につきましては、主に補助事業の追加、調整によるものでございまして、合わせて4,957万円余を計上いたしました。諸収入として1億8,681万円余を追加いたしましたが、中小企業融資預託金の増額によるものが主なものでございます。市債につきましては、適債事業に対します所定の充当及び調整によるもので、1億1,160万円を追加計上いたしました。また、市政のためにとご寄附いただきました459万円についても計上させていただきました。ご寄附いただきました皆様のご厚意に厚く御礼申し上げます。そのほか一般財源所要額といたしましては、地方交付税で3億1,451万円余を、また前年度繰越金2億円をそれぞれ収入可能な範囲で計上いたしてございます。 次に、歳出の主なものについてご説明申し上げます。まず、総務費につきましては、合併に係る住民意向調査を実施するための関係経費及び次世代育成支援対策推進法に基づき、少子化対策等の次世代育成支援行動計画を策定するための住民ニーズ調査に係る経費のほか、地元要望の多い共同集会施設改修への補助金の追加計上を含め1,537万円を計上いたしました。 民生費は、新たに母子家庭等の自立を促進するために教育訓練給付金を支給することといたしました。また、社会福祉法人が行う特別養護老人ホームの増床整備やNPO法人等が行う高齢者ケア施設の整備に対して助成を行うこととしたほか、平成16年4月から報恩寮運営を社会福祉法人に経営移譲するための準備経費を計上いたしまして、総額6,120万円余を増額するものであります。 次に、衛生費でございますが、当初の予想を上回る申請をいただきました太陽光発電システムや太陽熱利用システムなど、新エネルギー活用施設設置に対する補助金の追加計上が主なものでございます。 労働費につきましては、県補助事業として採択されました緊急地域雇用創出特別事業として、生活不安を抱える求職者に対する就労支援対策として、キャリア・コンサルティングを行う経費を計上いたしました。 農林水産業費でございますが、労働費と同様、緊急地域雇用創出特別事業として実施を予定しております棚田等の環境整備及び松くい虫防除対策に係る経費のほか、補助事業の調整を含め1,767万円余の計上でございます。 次に、商工費でございますが、2億2,970万円余の計上でございます。企業経営環境の厳しさを背景に中小企業向けの制度融資の増大が見込まれますことから、融資預託金として1億9,050万円を追加計上いたしました。また、「地域づくり総合支援事業」として県補助事業採択されました商店街等の街路灯設置補助金の計上のほか、上田リサーチパーク内の企業の工場増設に対する補助金の計上と債務負担行為をあわせてお願いいたしております。 土木費では3億5,596万円余を計上いたしました。補助事業に係る調整のほか、身近な市民要望にこたえるため、生活関連道路などを中心に大幅な増額補正といたしましたほか、市として喫緊の課題と位置づけて取り組みを行っております別所線存続対策の各種事業に要する経費の計上や、本年度に完成となります上田駅お城口駅前広場や西上田駅前広場の維持管理経費等を計上いたしております。また、廃止路線代替バスとして運行をしております西丸子線の車両更新について助成を行うこととしたほか、市営住宅の入居者のうち理解の得られない滞納者に対して法的措置を講ずるための関係経費を計上いたしております。 消防費でございますが、消防機器更新のため小型動力ポンプの購入に対する自治会への補助金の計上が主なものでございます。 教育費でございますが、1億8,094万円の計上でございます。16年度に改築を予定しております豊殿小学校屋内運動場の建設用地の取得と造成工事費の計上や、上田駅お城口の再開発ビルの4階に開設を予定しております上田情報ライブラリーの開設準備経費につきまして計上をいたしております。また、国からの委託事業として児童生徒の地域における体験活動、奉仕活動等の機会充実を図るための諸事業を展開する経費や、県補助を受け、小中学校に順次整備を進めてまいります県産材製の机、いすの購入費の追加計上のほか、市単独事業として児童を対象とした外国語体験学習講座を実施するための経費、市指定の文化財保護対策や文化講演会に対する補助金などを計上いたしましたので、よろしくお願いいたします。 続きまして、特別会計の補正予算についてご説明申し上げます。今回は四つの特別会計について補正予算を提案いたしました。 福祉事業センター事業特別会計につきましては、授産事業の今後の受注量見込みに基づき641万5,000円の増額をお願いするものでございます。 次に、介護保険事業特別会計につきましては、前年度に借り入れを行いました財政安定化基金借入金につきまして、国庫負担金精算交付額と支払基金交付金精算交付額を財源として繰上償還を行う経費が主なものでございまして、総額9,153万9,000円を増額するものでございます。 次に、市街地再開発事業特別会計ですが、8,223万6,000円の増額をお願いするものでございます。国庫補助内示によります調整のほか、駅前再開発ビルの開業後に必要となってまいります再開発ビル管理組合への共益費等の負担金や維持管理経費のほか、市債の繰上償還の経費を計上いたしました。 次に、駐車場事業特別会計ですが、新たに開場となります(仮称)上田駅お城口第2駐車場の管理運営経費の計上と同駐車場を含めた上田駅前の3市営駐車場の統合管理を行うための経費が主なものでございまして、総額980万8,000円の増額をお願いするものでございます。 続きまして、企業会計の補正予算について申し上げます。 公共下水道事業会計につきましては、債務負担行為をすることができる限度額の変更でございまして、主な内容は、平成15年度から16年度までに実施する上田終末処理場建設事業費について、平成16年度における債務負担行為の限度額を4,900万円増額し、4億1,400万円に改めたいというものでございます。 続きまして、事件決議案といたしまして、訴えの提起についての提案がございます。これは、市営住宅家賃等を長期にわたり滞納し、再三にわたる支払催告にもかかわらず支払わないケースについて、市営住宅の明け渡しと滞納家賃等の支払いを求めるための訴えの提起をしたいというもので、地方自治法第96条第1項第12号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 最後に、報告事項について申し上げます。 まず、専決処分した職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の承認についてでありますが、更埴市、戸倉町、上山田町の合併により平成15年9月1日から「千曲市」が発足することに伴い、日当の範囲を定めた本条例の関係部分につき同日から改正を行う必要があるため専決処分をしたものでございます。 次に、専決処分した更埴市、更級郡上山田町及び埴科郡戸倉町の合併に伴う長野県市町村自治振興組合に関する地方自治法第286条第1項に基づく協議の承認について申し上げます。本件につきましても、更埴市、戸倉町、上山田町の合併により、平成15年9月1日から「千曲市」が成立することに伴うものでありまして、8月31日をもって長野県市町村自治振興組合から脱退し、9月1日から新たに加入するに当たり、地方自治法第286条第1項の規定及び同法第290条により協議が必要であり、議会の議決が必要であるものを専決処分したものでございます。 以上、今回提案いたしました条例案、決算認定、予算案、事件決議案及び報告事項の主なものの概要を申し上げました。各提出案件の内容につきましては、それぞれ担当者からご説明申し上げますので、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮下昭夫君) 続いて、担当者から順次説明を求めます。都市建設部長。   〔都市建設部長 小林 憲和君登壇〕 ◎都市建設部長(小林憲和君) 議案集の1ページをお願いいたします。議案第74号、上田市道路等占用料徴収条例中一部改正についてご説明を申し上げます。 改正の理由でございますが、法律の施行に伴って条例中一部団体名の名称が変更になるため、所要の改正をしたいというものでございます。独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構法が平成14年12月18日に公布され、平成15年10月1日に施行されることにより、運輸施設整備事業団と日本鉄道建設公団を解散して、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が平成15年10月1日に設立をされます。 改正の内容でございますが、この法律の施行に合わせ、条例第4条第2号中「日本鉄道建設公団」を「独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構」に改めたいというものでございます。 附則におきまして、この条例は、平成15年10月1日から施行したいというものでございます。 以上、議案第74号についてご説明を申し上げました。よろしくお願いをいたします。 続いて、議案集の2ページをお願いいたします。議案第75号、市営駐車場条例中一部改正についてご説明を申し上げます。 改正の理由でございますが、地方特定道路整備事業西上田駅南口広場整備工事及び上田駅お城口地区第2種市街地再開発事業により、それぞれ市営の自動車駐車場が設置されることから、市営駐車場条例に名称、位置、使用料の必要事項を加えたいというものでございます。 改正の内容でございますが、条例第2条の表中、駐車場の設置でございますが、に再開発事業の整備による駐車場を「上田駅お城口第2自動車駐車場」と名称をつけまして、「西上田駅南口自動車駐車場」とともに加えます。第6条第1項、使用料でございますが、に上田駅温泉口自動車駐車場の無料開放ができる旨のただし書を加え、3ページの別表第1中、これは駐車できる車両の範囲でございますが、これに両駐車場を加えたいというものでございます。 次に、4ページをお願いいたします。別表第2、使用料でございますが、西上田駅南口及び上田駅お城口第2自動車駐車場を加えまして、既存の駐車場との登載順を整理したいというものでございます。 附則におきまして、駐車場の完成予定日がそれぞれ異なることから、施行日をお城口第2自動車駐車場を平成15年12月1日に、西上田駅南口自動車駐車場を平成15年11月10日としたいというものでございます。 議案第75号につきましては、以上でございます。 議案第74号、第75号を一括ご説明申し上げましたが、よろしくお願いをいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 財政課長。   〔財政課長 井上 晴樹君登壇〕 ◎財政課長(井上晴樹君) 議案第76号から議案第86号まで、平成14年度上田市一般会計外10件の特別会計の決算認定につきまして、その概要を一括申し上げます。お手元にはこの決算にかかわります幾つかの書類をお配りしてございますが、そのうち平成14年度決算に係る主要施策の成果等報告書によりましてご説明申し上げます。説明に当たりましては、各会計ともに総括的な数字を申し上げ、内容につきましても要点のみとさせていただきますので、何とぞご了承くださいますようお願い申し上げます。 それでは、この報告書の1ページをお願いいたします。これは、一般会計、特別会計の決算額の総括表でございますが、一番下の合計欄にございますとおり、一般会計ほか特別会計10会計の合計で、予算現額729億5,851万5,876円のところ、歳入決算額は720億413万3,714円、歳出決算額は706億9,988万6,182円で、差し引き13億424万7,532円を15年度へ繰り越しし、決算を終了いたしてございます。それぞれの会計の概要につきましては、後ほどご説明申し上げます。 続きまして、2ページから5ページにかけましては、各会計の歳入歳出予算の補正の経過と最終予算現額を記載してございます。 7ページをお願いいたします。まず、議案第76号、平成14年度一般会計決算について申し上げます。その下の囲みの一つ目の丸印に記載してございますとおり、平成14年度の一般会計予算額は当初骨格編成でありましたことから、407億83万円でございましたが、その後8回の補正と前年度からの繰越事業費によりまして、最終予算現額は454億7,296万8,876円となりました。13年度からの繰越事業費でございますが、衛生費におきます最終処分場整備事業外15件で、総額16億1,081万1,876円でございました。これに対しまして決算は、収入総額454億868万3,469円、支出総額は446億1,110万8,118円で、差し引き7億9,757万5,351円の黒字決算で終了いたし、これを次年度へ繰り越しいたしたものでございます。囲みの一番下の丸印にございますとおり、この歳入歳出差引額から翌年度へ繰り越すべき財源1億1,936万4,188円を差し引きました実質収支は6億7,821万1,163円の黒字でございまして、さらにここから前年度の実質収支を差し引きました単年度収支は913万2,086円の赤字でございました。 歳入歳出の各款別の状況につきましては、後ほどご説明申し上げます。 続きまして、9ページをお願いいたします。9ページは、歳入決算額の目的別一覧表でございます。一番下の歳入合計欄の右3列をごらんいただきますとおり、収入総額の予算現額に対します収入率は99.9%、調定に対する収入率は96.0%でございました。また、収入未済額の列の合計欄をごらんいただきますとおり、不納欠損額を除く収入未済額の総額は17億6,502万5,339円で、前年度対比1億4,126万4,264円の増、率にいたしまして8.7%の増となっており、内訳は上から市税で16億7,185万円余、分担金及び負担金の保育所費負担金と知的障害者福祉費負担金で3,651万円余、使用料及び手数料の住宅使用料、霊園使用料で5,469万円余、財産収入の花卉苗売払収入で157万円余、諸収入の雑入、市誌売上料等で38万円余でございました。 次の10ページをお願いいたします。10ページは歳出決算額の目的別一覧表でございますが、一番下の歳出合計の右から2列目のとおり、予算に対します執行率は全体で98.1%でございました。なお、15年度への繰越明許費でございますが、繰越明許費等の列をごらんいただきますとおり、款3民生費の高齢者福祉センター施設整備事業費の1,781万円余外14件で、総額7億9,597万3,188円でございました。款別の支出済額の構成比では、一番右列でございますが、土木費の19.9%、民生費の19.7%、公債費の15.2%、教育費の12.4%の順となっております。 続きまして、11ページから13ページにかけましては、一般会計の歳入歳出の性質別の決算状況でありますが、この内容につきましては説明を省略させていただきます。歳入歳出ともに主な款の概要につきましては、14ページからの実績等により申し上げますので、14ページをお願いいたします。 まず、歳入でございますが、款1市税につきましては、各項別に決算額、納税義務者数、調定の状況、滞納繰り越しの状況、不納欠損の状況等を記載してございます。これらの市税の概要につきましては、市税収納実績表でご説明申し上げますので、23ページをお願いいたします。 23ページは各税目ごとの収納実績表でございますが、表の下から3行目、総合計欄、収入額の列に記載してございますとおり、14年度の市税収入は169億9,645万8,586円で、前年度と比較いたしまして6億3,550万9,141円、率にして3.6%の大幅な減収となりました。これは、平成12年度後半からの急速な景気動向の悪化に加えまして、13年秋にはBSE感染牛問題、あるいはアメリカへの同時多発テロなどが相次ぎまして、景気の一層の冷え込みとデフレが深刻化したことを背景といたしまして、企業収益の悪化等が14年度の個人市民税と法人市民税に大きく影響したものでございます。 個人市民税は上から4行目、B列になりますが、現年分、滞納繰り越し分合計で収入額が44億8,149万9,453円で、前年度と比較いたしまして3億3,596万1,091円の減収となり、率にしては7%の減でございました。法人市民税につきましても、上から7行目でございますけれども、収入額が16億6,940万1,200円で、前年度と比較いたしまして2億7,862万1,317円の減収となり、率にいたしますと実に14.3%の減でございました。固定資産税につきましては、償却資産の課税標準が前年度を若干下回ったものの、負担調整等の関係から土地家屋分が若干の伸びを示し、収入額においてはほぼ前年度と同様の85億6,900万円余の収入額となっております。 次に、表の中段よりやや下の市たばこ税でございますが、たばこ消費の落ち込みによりまして前年度と比較し、これも3.7%減の7億5,829万円余でございました。 続きまして、収入未済額でございますが、表の右から3列目になりますが、下から3行目の総合計をごらんいただきますとおり、16億7,185万8,588円で、前年度と比較いたしまして1億2,537万円余、率にして8.1%の増となっております。各税目の収入未済額は記載のとおりでございますが、市民税におきましては、前年度対比微減となりましたものの、固定資産税の収入未済額が前年度から12%ふえましたことから、全体で1億円を超える収入未済額の増となったものでございます。 また、市税全体の収納率につきましては、右から2列目の下から3行目をごらんいただきますとおり、90.43%で、その右の前年同期と比較いたしまして1.09ポイントの低下でございました。 続きまして、その他の歳入について申し上げますので、18ページへお戻り願います。18ページの中段よりやや下の丸印がしてございますが、款3利子割交付金でございますが、一部13年度まで続きました郵便貯金の大量満期の恩恵がなくなりまして、同時に預貯金金利の過去に例のない低利率を反映いたしまして、前年度対比5億4,800万円余、率にして73.1%の大幅な減収となり、決算額は2億181万3,000円となっております。 また、その下の款4地方消費税交付金につきましても、景気の低迷を反映し、個人消費の低迷や低調な設備投資の動向に加えまして、市町村への最終交付分の算定基礎となります国への申告納付の14年11月末日が休日になりましたことから、相当額が15年度交付にずれ込みまして、これも前年度対比1億6,800万円余、率にして12.3%の減で、決算額は12億98万9,000円でございました。 次の19ページ、一番上の款8地方交付税でございますが、収入額は67億1,498万4,000円で、内訳は、普通交付税で57億5,898万円余、特別交付税で9億5,600万円余でございました。前年度と比較し、交付税総額では前年度対比3.04%の減となっております。国、地方を通じました恒常的な財源不足を背景といたしまして、交付税につきましては、14年度地方財政計画において前年度対比4%減となっておりまして、こうした状況が反映された大変厳しいものとなっております。 19ページの一番下になりますが、款12国庫支出金の項1国庫負担金でありますが、収入額は23億4,600万円余で、前年度対比17.4%の増でございました。これは、県からの児童扶養手当支給事務の移管に伴います民生費負担金、城下小学校建設に伴います教育費負担金、大石橋の災害復旧費負担金などの増が主な要因でございます。 次の20ページへまいりまして、一番上の項2国庫補助金につきましては、収入額15億1,627万円余で、前年度に産学官連携支援施設の竣工、あるいは塩田中央保育園の竣工などがございましたことから、商工費補助金、民生費補助金が減となりまして、前年度対比10.2%の減でございました。 次の款13県支出金の項2の県補助金は、収入額10億8,980万円余で、前年度対比7.9%の減でございました。これは、国庫補助対象事業の規模縮小に伴います松くい虫被害の防除関連事業費の減、前年度の信濃国分寺駅竣工に伴います土木費補助金の減などによるものでございます。 一番下の款16繰入金でございますが、収入額は12億4,144万円余で、前年度に比較して5.1%の増となっております。駅前再開発事業の完成を控えまして、中心市街地活性化及び再開発基金からの8億円、市債の繰上償還に充当するために減債基金より4億1,300万円余の繰り入れを行ったものでございます。 21ページにまいりまして、款18諸収入の項3貸付金元利収入でございますが、13年度と比較いたしまして9億1,698万円余の大幅な増となっておりますが、これは14年度に予定されておりましたペイオフ対策等の一環といたしまして土地開発公社へ単年度で10億円の貸し付けを行ったことに伴います元利収入の増が主な要因でございます。 次の22ページをお願いいたします。款19、一番上の市債でございますが、収入額は48億4,540万円で、前年度を若干下回る発行額となりました。市債につきましては、一般会計ベースでは11年度から4年連続で前年度比マイナスとなっておりまして、後年度負担に考慮した健全財政の維持に特に配慮をいたしたところでございますが、表にありますが、借り入れ内訳にございますとおり、13年度から交付税の振りかえ措置といたしまして、表の一番下に臨時財政対策債というものが創設されておりまして、これが14年度は地方の収支不足の拡大に加えまして、国の交付税特別会計での借り入れを一部停止したことなどから起債の発行額が倍増しており、起債の抑制基調の継続も大変厳しい局面を迎えているものと認識しております。 歳入につきましては、以上でございます。 次に、歳出について申し上げます。歳出につきましては、主な款につきましてその概要を申し上げますので、25ページをお願いいたします。 款2総務費でございますが、上段の囲みをごらんいただきますとおり、決算額は44億1,369万円余で、前年度と比較しまして8.0%の減でございました。主な事業概要を申し上げますと、合併関連事業では、昨年5月に合併推進室を設置するとともに、自治会連合会主催の地域懇談会が市内14カ所で開催され、12月には1市3町村で任意合併協議会が設立されたところでございます。また、9月末には生活者起点の立場から広く市政提言を行いますうえだ百勇士委員会を設置し、貴重なご提言もいただきました。さらに、上田市では初の試みといたしまして、市民参画型の条例、男女共同参画の推進に関する条例が制定され、この4月から施行されたところでございます。また、情報化推進関連事業では、12年度から実施しておりました市民向けIT講習が情報通信技術講習特例交付金事業の延長がありましたことから、14年度公民館等におきまして引き続き実施いたしましたほか、8月には住民基本台帳の全国ネットワークシステムの第1次稼働がございました。市民向けのガイドブック等の発行におきましては、転入者用の上田市生活ガイドブックの増刷、中国語、スペイン語版の生活ポケットガイドブックの発行、千曲川のはんらん、浸水想定区域等を示した千曲川洪水ハザードマップの作成、配布を行いました。また、昨年8月に解散いたしました旧上田商工信用組合の本店を購入いたしまして北庁舎として利用するための改修や、本庁舎1階を中心に来庁者に配慮いたしましたローカウンターの設置、部課の再配置、庁舎の外壁の補修など安全面でも配慮いたしました。なお、厳しい社会経済情勢を踏まえまして、7月からは常勤特別職等の給料月額の減額も行ったところでございます。 以下、総務費の目の事業ごとに50ページまで、これらの実績等を記載してございます。 続きまして、51ページをお願いいたします。款3民生費でございますが、決算額は87億7,965万円余で、前年度対比2.2%の減でございました。歳出総額に占める割合は19.7%で、目的別の歳出規模は土木費に次いで第2位となっております。主な事業概要でございますが、障害者福祉サービスの支援費制度移行に伴う準備事業、障害者福祉基本計画の見直しを初め、社会福祉全体のあり方を見直す地域福祉計画の策定に着手いたしたところでございます。 老人福祉関係では、介護基盤整備の一環として、「うえだ敬老園」、「ローマンうえだ」の建設費補助を初め、NPO法人等が運営する宅老所の整備についても助成を行いました。また、国の介護予防拠点事業として、小泉ふれあいホームを整備したほか、14年度は高齢者福祉センターの冷房等改修工事も採択されまして、この工事につきましては全額15年度へ繰り越しをいたしたところでございます。このほか、高齢者等外出支援サービス事業、徘回老人位置検索システムへの助成制度を新たに実施するなど、在宅福祉の面でも充実を図ったところでございます。 児童福祉関係では、16年度開園予定でございます神科第2保育園の移転新築先の選定と園舎の実施設計を行ったほか、民間保育所二園に対しまして改築事業への助成を行いました。また、公立保育園へは園児の話し相手となって保育を支援する保育サポーター2名を新たに配置いたしまして、保育体制の充実を図りました。完全学校週5日制に対応し、早急な放課後留守家庭児童対策を求められますことから、既存施設を利用したこども館を新たに4館整備し、市内16小学校区すべてについての放課後児童対策等の拠点確保を図ったところでございます。 以下、77ページまで民生費の各費目の実績を記載してございます。 続いて、78ページをお願いいたします。款4衛生費の概要について申し上げます。決算額は25億5,442万円余で、前年度対比0.2%減でございました。母子保健事業では、地域の小児医療推進の観点から、新たに10カ月児健診を個別化するとともに、引き続き各種の育児支援に努めたところでございます。 老人保健事業では、生活習慣病の予防と早期発見の各種検診や、新たに乳房のエックス線撮影検査、健康日本21上田市計画策定のためのアンケート調査などを実施いたしました。また、精神保健法の改正によりまして、精神障害者関連事務の一部が市に移管されましたことから、グループホームへの運営費補助、新たに精神障害者居宅支援事業といたしましてホームヘルパーの派遣事業も開始いたしたところでございます。 地域医療関係では、引き続き救急情報ネットワークシステム事業、在宅当番医事業などを実施し、救急医療体制の確保に努めてまいったところでございます。 環境関連、清掃関連事業では、ISO14001の適用範囲を拡大するとともに、引き続きごみの減量再資源化の推進を図りながら、14年度からは新たに廃プラスチックの埋め立てを停止いたしまして、これを再資源化処理することといたしたところでございます。なお、13年度からの繰越事業といたしまして、最終処分場整備事業で下郷マレットゴルフ場新設工事がございました。 以下、実績等につきましては、88ページまで記載してございます。 次に、95ページをお願いいたします。款6農林水産業費でございますが、決算額は26億1,992万円余で、前年度と比較いたしまして5.7%の減でございました。これは、塩田西農村公園整備事業終了に伴う事業費の減、松くい虫防除対策事業の国庫補助対象額の減などが主な理由でございます。事業の概要でございますが、農業振興政策におきましては、地域産農畜産物の流通体制の整備を目指しまして、地産地消事業の推進を図りますとともに、機械購入、施設整備に対します助成等を行い、生産性の向上に努めたところでございます。また、引き続き農業支援センター活動の推進、棚田整備活動への支援、水路改修、農道整備など、農業基盤の整備を図りますとともに、土地改良関係では欠口用水改修の設計事務、金剛寺地区での農業振興総合整備事業に着手いたしました。なお、13年度からの繰越事業で実施してまいりました塩田西農村公園整備事業は、塩田の郷マレットゴルフ場といたしまして、総事業費8億9,000万円余を投じ、この15年4月末にオープンいたし、多くの市民の皆様にご利用いただいているところでございます。13年度からの繰越事業は、このほか川西地区のふるさと農道整備事業、伊勢山地区の小規模零細地域営農確立促進対策事業の農道整備の事業でございます。 林業関係では、引き続き造林事業、治山事業を推進するとともに、深刻な状況にあります松くい虫被害について、従来の防除対策に加えまして樹種転換を進めるとともに、緊急地域雇用特別事業としても防除費を追加いたしたところでございます。 以下、同様に116ページにかけて実績等の内容でございます。 117ページをお願いいたします。款7商工費でございますが、決算額は33億3,937万円余で、前年度対比29.4%の減となっております。これは、駅前再開発事業の最終段階を控えまして、基金への積立金が大幅に減少したこと、産学官連携支援施設の完成に伴う事業費の皆減が主な要因でございます。事業の概要でございますが、引き続き各種の商工振興施策を実施するとともに、長野・上田地域知的クラスター創成事業がスタートいたしましたことから、この運営事業への助成を行い、新技術や新産業の創出と地域の活性化に努めたところでございます。上田商工信用組合の解散に当たりましては、引き続き市制度融資の利用と他の金融機関への借りかえに配慮いたしますとともに、事業者の相談についても、県あるいは信用保証協会、商工会議所等と連携をいたし対応いたしたところでございます。 平成10年度からの継続事業で実施しておりました中央通りの電線類地中化、歩道等の高質化事業は昨年11月に竣工いたしまして、また開館5年目を迎えます池波正太郎真田太平記館でも各種の企画展の実施、資料収集などの内容の充実を図るとともに、TMO構想の認定も行うなど、中心市街地の活性化にも努めてまいったところでございます。観光関係では、引き続き国際会議等を開催する団体へ助成を行うとともに、テレビ、映画等のロケーション撮影の誘致にも努めてまいりました。 以下、同様に実績について記載してございます。 続きまして、126ページへお進みください。款8土木費でございますが、決算額は88億9,395万円余、前年度対比8.1%増でございまして、目的別の歳出規模は第1位でございました。主な増要因でございますけれども、馬場町優良建築物補助金、内堀市営住宅建設事業費、大石橋整備事業費などの事業費の増と、新たに土地開発公社へ10億円の貸し付けを行ったことなどによるものでございます。 主な事業概要でございますが、交通安全施設整備を初め生活基盤の充実を図るため、道路、河川、公園整備についても引き続き対応いたしたところでございます。市営住宅の整備では、内堀団地建てかえ事業が完了したほか、馬場町地区優良建築物の3階部分を高齢者向け市営住宅として購入いたしました。 交通運輸対策事業では、しなの鉄道西上田駅の自由通路が完成するとともに、南口駅前広場整備工事にも着手いたしたところでございます。なお、13年度からの繰越事業でございますが、小島手塚線外2路線の交通安全施設整備事業外7事業で総額8億7,506万2,515円でございます。 以下、実績等については141ページにかけて記載のとおりでございます。 続いて、142ページをお願いいたします。款9の消防費の決算額でございますが、9億7,363万円余で、前年度対比0.9%の増でございました。非常備消防費といたしましては、第7、第13分団の小型動力ポンプ軽積載車の更新を行いますとともに、消防施設費では川辺町、上青木、馬場町へ防火水槽を新設いたしましたほか、消火栓の新設等も行いまして、消防力の充実強化に努めたところでございます。なお、14年度国の補正予算に伴いまして、15年度事業の前倒しとして採択されました13、14、20分団の消防ポンプ自動車の購入、及び川辺町の耐震性防火貯水槽の新設工事につきましては、全額15年度へ繰り越しをいたしてございます。 続きまして、145ページをお願いいたします。款10教育費でございますが、決算額は55億3,490万円余となり、前年度対比23.9%の大幅な増でありました。歳出総額に占める割合は12.4%で、目的別歳出規模は第4位でございました。主な増要因でございますが、城下小学校建設事業、川辺小学校屋内運動場用地取得事業、情報ライブラリー整備のための特別会計への繰り出し、市民の森馬術場整備等、大型の施設整備や既存施設の改修工事の増によるものでございます。 主な事業概要でございますが、ただいま申し上げました施設建設整備のほか、小学校におきますコンピューター42台化や、県産材を使用した教室机、いすの導入など、教育環境の整備を図ってまいりました。また、不登校児童対策といたしまして心の教室相談員を全小中学校に配置いたしましたほか、開かれた学校づくりを進めるために、引き続き学校評議員も全小中学校に配置いたしたところでございます。 社会教育関係では、完全学校週5日制に対応するため、地域活動の充実を図るとともに、文化財の保存事業、市民会館の改修工事なども実施いたしました。体育関係では、引き続き各種スポーツ大会を開催し、体育振興に努めますとともに、自然運動公園プールの大規模改修等も行ったところでございます。 続きまして、184ページをお願いいたします。款11災害復旧費でございますが、決算額は1億5,996万円余で、前年度対比157.7%の増でございます。これは、14年の7月10日から11日にかけましての台風6号による集中豪雨及び10月の台風21号により被災いたしました農地農業用施設の災害復旧費、13年9月台風15号により被災した大石橋のかけかえ事業でございます。 次の185ページでございますが、款12公債費につきましては、決算額が67億7,321万円余で、前年度対比4.2%の減でございました。歳出総額に占めます割合は15.2%で、目的別歳出規模は第3位でございました。起債の元利償還金につきましては、通常分で46億9,800万円余、繰上償還分で4億1,300万円余でございまして、後年度負担の状況を考慮し、計画的な繰上償還に努めたところでございます。 次の186ページをお願いいたします。款13予備費でございますが、実績欄にございますとおり、緊急性のある7件につきまして総額509万円余を充当いたしました。 以上、一般会計決算の概要を申し上げました。 次のページをお願いいたします。続きまして、特別会計について申し上げます。平成14年度土地取得事業を初めといたします10特別会計は、全会計とも黒字決算で終了いたしまして、特別会計全体の収入額は265億9,545万245円、支出総額は260億8,877万8,064円となり、差し引き5億667万2,181円を次年度へ繰り越しいたしました。 各特別会計の概要を申し上げますので、次の189ページをお願いいたします。 議案第77号でございますが、上田市土地取得事業特別会計の決算について申し上げます。上から2段目の囲みに概要を記載してございます。当初予算額4億円のところ、その後2回の補正によりまして最終予算現額は2億1,100万7,000円となりました。これに対しまして決算は、収入総額2億1,100万8,773円、支出総額2億936万7,059円で、差し引き164万1,714円を次年度へ繰り越しいたしました。土地取得につきましては、下の実績欄のとおり、城下保育園用地外2件でございました。 次の190ページをお願いいたします。議案第78号、上田市塩田有線放送電話事業特別会計決算につきましては、当初予算額5,865万6,000円のところ、その後4回の補正によりまして最終予算現額は5,654万円となりました。これに対しまして決算は、収入総額5,758万4,104円、支出総額5,399万8,664円で、差し引き358万5,440円を次年度へ繰り越しいたしました。 続きまして、193ページをお願いいたします。議案第79号、同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計決算について申し上げます。本会計におきます当初予算額は1億3,124万6,000円でございましたが、その後3回の補正によりまして最終予算現額は1億4,030万8,000円となりました。これに対しまして決算は、収入総額が1億4,112万9,861円、支出総額が1億4,029万3,693円で、差し引き83万6,168円を次年度へ繰り越しいたしました。住宅改修資金の貸し付け状況でございますが、14年度は1件でございました。年度末貸付残高の状況は、そこに記載したとおりでございます。 次に、195ページをお願いいたします。議案第80号、上田市交通災害共済事業特別会計の決算でございますが、当初予算額4,937万9,000円のところ、その後1回の補正によりまして最終予算現額は5,378万7,000円でございました。これに対しまして決算は、収入総額が5,378万9,277円、支出総額が5,244万7,262円で、差し引き134万2,015円を次年度へ繰り越しいたしました。平成14年度の交通災害共済事業の見舞金の支給状況は実績欄に記載してございますが、478件、3,399万5,000円でございました。 次に、197ページをお願いいたします。議案第81号、上田市福祉事業センター事業特別会計の決算でございますが、当初予算額5,545万7,000円のところ、その後3回の補正によりまして最終予算額は5,849万9,000円でございました。これに対しまして決算は、収入総額が5,850万2,752円、支出総額が5,827万1,876円で、差し引き23万876円を次年度へ繰り越しいたしました。事業収入におきまして、前年度対比7.4%の増となっておりますが、中国等の需要増に伴う受注先の増産体制がございまして、収入増となったものでございます。 次に、199ページをお願いいたします。議案第82号、上田市国民健康保険事業特別会計の決算につきましては、当初予算額81億2,389万4,000円のところ、その後5回の補正によりまして最終予算現額は77億4,835万5,000円となってございます。これに対しまして決算は、収入総額が77億7,260万3,184円、支出総額77億510万3,818円で、差し引き6,749万9,366円を次年度へ繰り越しいたしました。決算額が歳入歳出とも前年度を下回っておりますが、これは3月分の診療報酬に係ります歳出の会計年度所属区分が国において変更されましたことから、14年度歳出に含めます給付期間が11カ月となりましたことが主な要因でございます。国民健康保険税現年課税分の収入率でございますが、実績欄のそのページ一番下に記載してございますとおり、92.05%でございました。また、14年度収入未済額は7億2,357万3,591円でございまして、前年度対比9,975万219円、率にいたしますと16%の増でございました。 次に、207ページをお願いいたします。議案第84号、上田市介護保険事業特別会計決算につきましては、当初予算額49億7,024万2,000円のところ、その後5回の補正によりまして最終予算現額は50億5,012万7,000円となってございます。これに対しまして決算は、収入総額が50億5,258万4,332円、支出総額が50億4,976万5,388円で、差し引き281万8,944円を次年度へ繰り越しいたしました。実績欄にございますが、年度末の要介護等認定者数は3,536人、前年度末比578人増でございました。保険給付費は前年度対比15.1%の増となっております。 次に、212ページをお願いいたします。議案第85号、上田市市街地再開発事業特別会計の決算でございますが、当初予算12億4,556万1,000円でありましたが、その後6回の補正と前年度からの繰越事業によりまして最終予算現額は32億1,168万7,000円となりました。13年度からの繰越事業でございますが、道路等公共施設及び施設建設に伴います工事費等で6億8,310万円でございました。決算は、収入総額22億9,273万6,173円に対しまして、支出総額が18億6,453万2,527円で、差し引き4億2,820万3,646円を次年度へ繰り越しいたしました。このうち15年度へ繰り越すべき財源を除いた実質収支は120万3,646円となっております。14年度国の補正予算によりまして15年度前倒し事業として採択された事業費を含めまして、15年度への繰越事業費は13億4,600万円となっております。14年度は第2街区ほかの建築主体工事、公共施設部分のペデストリアンデッキ工事にも着手したところでございます。 続きまして、215ページをお願いいたします。議案第86号、上田市駐車場事業特別会計の決算でございますが、当初予算額1億3,407万5,000円のところ、その後2回の補正によりまして最終予算現額は1億3,311万6,000円となりました。これに対しまして決算は、収入総額1億3,338万7,506円、支出総額が1億3,288万3,403円で、差し引き50万4,103円を次年度へ繰り越しいたしました。お城口、温泉口の駐車場及び駐輪場の年間利用状況は、そこの欄の中段に記載したとおりでございました。 大変失礼いたしましたが、205ページをお願いいたします。議案第83号、老人保健事業について私落としましたので、引き続きご説明申し上げます。 議案第83号、上田市老人保健事業特別会計の決算につきまして申し上げます。当初予算額117億263万4,000円でございましたが、その後4回の補正によりまして最終予算現額は108億2,212万1,000円となってございます。これに対しまして決算は、収入総額108億2,212万4,283円、支出総額は108億2,211万4,374円で、差し引き9,909円を次年度へ繰り越しいたしました。14年度末の老人保健医療の受給者数でございますが、前年度末比で0.3%減の1万8,431人でありました。これは、14年10月から老人保健法が改正されておりまして、受給対象者が75歳以上に引き上げられたことによるものでございます。また、医療費給付費は前年度対比0.8%増の107億5,199万円余でございました。 以上、一般会計、特別会計10会計の決算につきましてその概要を申し上げました。この主要施策の成果等報告書のほか、お手元には決算書、決算事項別明細書、実質収支及び財産に関する調書と監査委員の決算審査意見書をあわせまして申し上げましたので、ご参照の上、よろしくご認定賜りますようお願い申し上げます。 以上申し上げまして終了させていただきます。 ○議長(宮下昭夫君) ここで午後1時まで休憩といたします。   午前 11時 44分   休憩           ◇   午後 1時 30分   再開 ○議長(宮下昭夫君) 再開いたします。 健康福祉部長。   〔健康福祉部長 前沢 憲一君登壇〕 ◎健康福祉部長(前沢憲一君) 別冊になっております産院事業会計決算書をお願いいたします。 議案第87号、平成14年度上田市産院事業会計決算認定についてご説明いたします。この決算報告につきましては、地方公営企業法第30条第4項の規定によりまして、上田市監査委員の決算審査意見書を添えて認定をお願いするものでございます。 最初に、9ページをお願いいたします。平成14年度上田市産院事業の総括的事項からご報告をいたします。平成14年度産院の利用者は、医師2人体制の確立による産科の予約制が定着したことや、母乳育児の推進などに実績が認められたことによりまして一定程度の患者数は確保できたと思われます。また、引き続き経費の節減に努める等改善を進めてきたところでございます。利用者数ですが、外来患者数は1万2,971人で、前年度に比べまして224人の増、率にいたしまして1.8%増でございます。入院患者数では5,538人で、350人の減少で、前年度対比5.9%減、出生数では388人で、18人の減少、比率で4.4%減となりました。 次に、損益勘定における経営状況ですが、事業収益が2億7,869万円余、前年度対比2.2%の減、事業費用が2億5,980万円余で、前年度対比1.0%の減となりました。したがいまして、当年度は1,889万円余の純利益となりました。 1ページに戻ってお願いいたします。決算報告でございますが、収益的収入及び支出の収入から申し上げます。第1款産院事業収益の決算額は2億7,909万1,502円で、予算額に対しまして215万3,498円の減で、収入率は99.2%でございます。 次に、支出ですが、第1款産院事業費用の決算額2億6,017万7,507円で、不用額は2,106万7,493円となり、執行率は92.5%でございます。 次の2ページをお願いいたします。資本的収入及び支出ですが、収入は予算額、決算額ともゼロ円でございます。支出の決算額は44万1,000円で、不用額は16万円となり、執行率は73.4%でございます。なお、資本的収入額が資本的支出額に不足する額44万1,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額2万1,000円と、過年度分損益勘定留保資金42万円で補てんをしております。 3ページをお願いいたします。損益計算書でございますが、1の医業収益から2の医業費用を差し引いた医業利益は1,470万2,778円でございます。また、3の医業外収益から4の医業外費用を差し引いた額は419万217円で、この額と医業利益を合わせた経常利益は1,889万2,995円で、これがそのまま当年度純利益となっております。 次の4ページをお願いいたします。剰余金計算書でございますが、1の減債積立金、2の利益積立金、それから3の建設改良積立金のそれぞれの当年度末残高を合わせまして、積立金の合計は2億2,414万7,913円でございます。4の未処分利益剰余金は、一番下にございますが、1,889万2,995円でございます。 次の5ページの資本剰余金の部ですが、翌年度繰越資本剰余金は、建設改良補助金と企業債償還元金補助金を合わせた1億508万10円でございます。 6ページをお願いいたします。剰余金処分計算書でございますが、当年度未処分利益剰余金1,889万2,995円につきましては、利益積立金としたものでございます。 次の7ページから8ページに貸借対照表がございますが、ごらんのような内容でございまして、説明は省略させていただき、また13ページからの決算附属明細書につきましても説明を省略させていただきます。 以上、議案第87号についてご説明いたしました。よろしくお願いをいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 上下水道事業管理者。   〔上下水道事業管理者 須藤 清彬君登壇〕 ◎上下水道事業管理者(須藤清彬君) 議案第88号、平成14年度上田市水道事業会計決算認定についてご説明申し上げますので、別冊になっております上田市水道事業会計、公共下水道事業会計、農業集落排水事業会計決算書のうち1ページの水道事業会計決算書をお願いいたします。 議案第88号、平成14年度上田市水道事業会計決算認定についてご説明申し上げます。この決算報告につきましては、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見をつけて議会の認定をお願いするものであります。 初めに、事業の概況について申し上げますので、21ページをお願いいたします。平成14年度上田市水道事業報告書でございますが、最初に事業概況の総括事項、給水状況でございますが、年度末給水人口は10万2,358人で、前年度比0.1%の増加、給水戸数は4万256戸で、前年度比1.3%増加しております。年間配水量は1,409万4,075立方、前年度比4.0%の減少、年間有収水量は1,235万8,776立方で、前年度比2.4%減少しました。有収率は87.7%で、前年度比1.5ポイント上昇しております。 工事の状況につきましては、建設改良工事は前年度繰越分を含め総額8億3,835万円余で、24ページ以下に工事の内容の一覧がございますので、説明は省略させていただきます。 経理の状況につきましては、税抜きの収益的収支の収入は19億5,833万8,513円で、前年度に比べ7,731万円余減少し、支出は19億5,909万5,576円で、前年度に比べ1億3,833万円余減少し、この結果75万7,063円の当期純損失を生じ、その全額を利益積立金をもって補てんすることといたしました。 22ページをお願いいたします。税込みの資本的収支の収入は6億8,135万7,750円、支出は13億8,187万7,990円となりました。7億3,053万5,240円の収入不足につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、繰越工事資金、過年度分損益勘定留保資金で補てんいたしました。 事業の主なものの内容については以上でございます。 8ページにお戻り願いたいと思います。平成14年度上田市水道事業決算報告書でありますが、この表は8、9ページの収益的収入及び支出と10、11ページの資本的収入及び支出につきまして予算額、決算額の対比で総括的にまとめたもので、税込みとなっております。ごらんいただきまして、説明は省略させていただきます。 12ページをお願いしたいと思います。水道事業損益計算書は税抜きになっております。主なものについてご説明申し上げます。収益の営業収益、営業外収益、特別利益の合計が19億5,833万8,513円、費用の営業費用、営業外費用、特別損失の合計は19億5,909万5,576円で、事業の概況で申し上げましたとおり、当年度純損失といたしまして75万7,063円を生じております。これにつきましては、全額当年度未処理欠損金として計上してございます。収益費用の明細でございますけれども、39ページ以下にございますので、説明は省略させていただきたいと思います。 次に、14、15ページをお願いいたします。剰余金計算書及び欠損金処理計算書でありますが、当年度純損失であります75万7,063円につきましては、当年度未処理欠損金として利益積立金から同額を繰り入れ、処理をいたすものでございます。 次に、16、17ページをお願いいたします。貸借対照表でございますけれども、これにつきましてもごらんのとおりでございますので、参考にしていただければと思います。なお、固定資産の明細については44ページ、45、46ページについては企業債の明細がございますので、説明については省略させていただきます。 水道事業につきましては、景気の低迷や節水意識の浸透、天候不順等によりまして有収水量が伸び悩み、厳しい経営環境が続いておりますが、安全で安心して使える水道水の安定供給にさらに努め、あわせて健全経営の取り組みに意を払う所存でございます。 以上、議案第88号についてご説明申し上げました。 続きまして、同じ決算書の47ページをお願いいたします。議案第89号、平成14年度上田市公共下水道事業会計決算認定についてご説明申し上げます。この決算報告につきましては、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見をつけて議会の認定をお願いするものでございます。 初めに、事業の概要についてご説明申し上げますので、65ページをお願いいたします。平成14年度上田市公共下水道事業報告書で、最初に概況の総括事項でございますが、平成14年度は下水道事業に地方公営企業法を適用して2年目となりました。公営企業として効率的な事業運営と経営の安定化に努めてまいりました。建設改良事業につきましては、主に中塩田処理区の供用開始など62億円余の建設改良費を投じ、下水道の整備促進と普及率の向上に努めてまいりました。また、経営面では普及率の向上に伴う下水道使用料の増加によって昨年度に比べ収支は改善しましたけれども、減価償却費及び支払利息の大幅な増額により当年度純損失が生じました。普及状況でございますが、年度末処理区域内人口は6万5,550人で、前年度比14.7%の増、年度末処理区域内戸数は2万5,221戸で、前年度比10.9%増で、普及率は6.9ポイント増加し、53.8%になりました。また、年間処理水量は918万3,013立方で、前年度比4.4%増加、年間有収水量も728万5,492立方で、前年度比5.6%増加しました。有収率は0.9ポイント上昇し、79.3%になっております。 建設改良事業の状況でございますが、前年度繰越分を含め、建設改良費は62億6,776万円余で、主な事業内容は、上田終末処理場の建設工事委託と五処理区の管渠工事でございます。工事概要につきましては69ページ以降にございますので、説明については省略させていただきたいと思います。 66ページをお願いいたします。経理の状況でございますけれども、税抜きの収益的収支の収入は27億480万3,647円で、支出は28億6,919万2,609円でございました。この結果、当年度純損失1億6,438万8,962円が生じ、前年度繰越欠損金3億1,632万5,849円との合計額4億8,071万4,811円を当年度未処理欠損金として翌年度へ繰り越すことにいたしました。税込みの資本的収支は、収入が65億7,664万716円、支出が72億4,738万6,532円となりました。8億4,913万6,616円の収入不足額については、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、繰越工事資金、過年度分損益勘定留保資金で補てんいたしました。 概況の内容については以上でございます。 54、55ページをお願いいたします。平成14年度上田市公共下水道事業決算報告書でありますけれども、54、55ページの収益的収入及び支出と56、57ページの資本的収入及び支出につきましては、予算額、決算額を税込みで総括的にまとめてございます。ごらんいただきまして、説明は省略させていただきます。 次に、58ページをお願いいたします。公共下水道事業損益計算書でございますけれども、これは税抜きになっております。主なものについてご説明申し上げます。収益の営業収益、営業外収益、特別利益の合計が27億480万3,647円、費用の営業費用、営業外費用、特別損失の合計が28億6,919万2,609円で、当年度純損失1億6,438万8,962円が生じました。これにつきましては、前年度繰越欠損金3億1,632万5,849円と合わせ、全額当年度未処理欠損金として4億8,071万4,811円計上いたしました。収益費用明細書としまして109ページ以降に掲載してございますので、説明は省略させていただきます。 59ページをお願いいたします。剰余金計算書及び欠損金処理計算書でありますが、先ほどの当年度未処理欠損金4億8,071万4,811円を処理する財源がないため、全額翌年度繰越欠損金として処理をしたいというものでございます。 次に、60ページ、61ページをお願いいたします。貸借対照表でございますけれども、ごらんのとおりでございますので、説明については省略させていただきます。 企業債の明細につきましては114ページ以下に記載してございますので、ごらんいただきたいと思います。 公共下水道につきましては、平成14年度末の普及率は53.8%になりましたが、普及率の一層の向上を目指して下水道の整備促進と処理施設の安定した維持管理に努めるとともに、経営の健全化に努めてまいります。 以上、議案第89号についてご説明いたしました。 続きまして、同じ決算書の119ページをお願いいたします。議案第90号、平成14年度上田市農業集落排水事業会計決算認定についてご説明申し上げます。この決算報告につきましては、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見をつけて議会の認定をお願いするものでございます。 初めに、事業報告書についてご説明申し上げますので、137ページをお願いいたします。平成14年度上田市農業集落排水事業報告書で、最初に概況の総括事項でございますが、平成14年度は公共下水道事業会計決算でも触れましたように、農業集落排水事業会計も公営企業として2年目の決算を迎えました。まず、建設改良事業につきましては、11億円余の建設改良費を投じまして下水道の整備促進と普及率の向上に努めてまいりました。この結果、山田地区と小泉地区で供用開始となり、計画しております18地区のうち17地区で供用開始となりました。また、経営面では、水洗化が着実に進んでいることから使用料収入は増加いたしましたけれども、減価償却費や支払利息等の増加に伴い、当年度純損失が生じました。 次に、普及状況でございますが、年度末処理区域内人口は1万7,573人で、前年度比13.9%の増、年度末処理区域内戸数は5,868戸で、前年度比15.1%の増で、普及率は1.7ポイント増加し、14.4%になっております。年間処理水量は106万1,676立方で、前年度比18.0%増加し、年間有収水量も101万4,628立方で、13.6%増加いたしました。有収率については3.7ポイント低下し、95.6%となっております。 建設改良事業の概況でございますが、建設改良費は11億2,505万円余で、主な事業内容は、小泉、殿城2地区の処理場建設事業と管渠工事でございます。工事内容につきましては140ページ以降について記載してございますので、説明については省略させていただきます。 138ページをお願いいたします。続いて、経理の状況でございますけれども、税抜きの収益的収支の収入は5億2,891万2,451円で、支出は7億1,994万1,749円でございました。この結果、当年度純損失1億9,102万9,298円が生じ、前年度繰越欠損金2億1,696万9,272円との合計4億799万8,570円を当年度未処理欠損金として翌年度へ繰り越すことといたしました。税込みの資本的収支は、収入が12億4,362万8,765円、支出が12億7,700万1,728円となっております。3,337万2,963円の収入不足額については、過年度分と当年度分の消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金で補てんいたしました。 概況の内容については以上でございます。 126、127ページをお願いいたします。平成14年度上田市農業集落排水事業決算報告書でございますが、126、127ページの収益的収入及び支出と128、129ページの資本的収入及び支出につきましては、予算額及び決算額を税込みで総括的にまとめたものでございます。ごらんいただきまして、説明は省略させていただきます。 次に、130ページをお願いいたします。農業集落排水事業の損益計算書でございますが、これは税抜きになっております。主なものについてご説明申し上げます。収益の営業収益、営業外収益、特別利益の合計は5億2,891万2,451円で、費用の営業費用、営業外費用、特別損失の合計は7億1,994万1,749円で、当年度純損失1億9,102万9,298円が生じました。これにつきましては、前年度繰越欠損金2億1,696万9,272円と合わせ、全額当年度未処理欠損金として4億799万8,570円計上いたしております。収益費用の明細書につきましては、159ページ以降に掲載してございます。 次の131ページをお願いいたします。剰余金計算書及び欠損金の処理計算書でありますが、先ほどの当年度未処理欠損金の4億799万8,570円を処理する財源がないため、全額翌年度繰越欠損金として処理したいというものでございます。 132ページ、133ページをお願いいたします。貸借対照表でございますけれども、ごらんのとおりでございますので、ごらんいただきたいと思います。固定資産の明細については162ページ、それから企業債の明細等につきましては163ページ以降に記載してございます。 農業集落排水事業につきましては、平成14年度末の普及率は14.4%となりました。平成16年度末には建設改良事業がほぼ完了する予定であるため、さらに整備を促進し、経営の健全化に努めてまいります。 以上、議案第88号、89号、90号について3件一括ご説明いたしました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 財政部長。   〔財政部長 小出 俊君登壇〕 ◎財政部長(小出俊君) それでは、別冊で申し上げてあります補正予算書をごらんいただきたいと思います。1ページをお願いいたします。 議案第91号、平成15年度上田市一般会計補正予算第2号についてご説明申し上げます。 次の2ページをお願いいたします。第1条でございますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8億6,763万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ439億7,739万6,000円としたいというものでございます。 第2条の債務負担行為の補正、第3条地方債の補正につきましては、後ほど第2表及び第3表でご説明申し上げます。 歳出から申し上げます。新規事業を中心に主なものについてご説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 20、21ページをお願いいたします。右側の21ページの説明欄のページとあわせてごらんいただきたいと思います。まず、款2総務費、項1総務管理費で、二つ目でございます。目12男女共同参画費で186万8,000円の補正増でございます。男女共同参画啓発事業費でございますが、次世代育成支援対策推進法に基づきまして、少子化対策及び次世代育成支援対策推進の行動計画を策定するための住民ニーズ調査を実施したいというものでございます。特に3番目の委託料140万円が主な内容でございます。 続きまして、一つ飛んで目の14合併推進費で98万5,000円でございます。合併推進事業費でございますが、20歳以上の市民を対象とした合併に係るアンケート調査を実施したいということで所要の経費をお願いしてございます。 次のページお願いいたします。一番下、款3民生費でございますが、次の24、25ページへお願いいたします。二つ目ですが、項の2老人福祉費、目1老人福祉総務費で3,098万6,000円の補正増でございますが、説明欄の二つ目でございます。高齢者福祉施設整備事業費でございますが、負担金補助及び交付金の一つ目、特別養護老人ホーム建設事業補助金1,445万円でございますが、これはラポートあおきの増床工事に対し上田市分、5床分でございますが、これについて補助をしたいというものでございます。 次に、施設整備事業補助金で1,500万円でございます。これは、民家等を改修してNPO法人等が行う高齢者ケア施設の整備に対して補助したいというものでございます。2カ所分をお願いしてございます。 次に、目の2報恩寮費で1,269万5,000円の補正増でございます。報恩寮管理事業費で委託料、寮母等派遣委託料でございます。これにつきましては、平成16年4月から社会福祉法人敬老園に経営移譲するための敬老園からの職員派遣に係る委託料をお願いしてございます。 次に、一番下ですが、項の3児童福祉費、目の2の母子福祉費で50万円の補正増でございます。母子家庭等援護事業費でございますが、次のページへお願いいたします。説明欄の方ですが、扶助費、自立支援教育訓練給付金50万円でございます。これは、母子家庭等の職業能力開発のための教育訓練講座受講費用の給付金ということでお願いしてございます。 次に、中ほど、款4衛生費、項1保健衛生費をお願いいたします。二つ目ですが、目の7環境衛生費で295万円の補正増でございます。このうち主なものは、説明欄の一つ目の環境衛生事業費で、負担金補助及び交付金、新エネルギー活用施設設置費補助金200万円でございます。これは、太陽光発電等の施設整備でございますが、当初見込みを上回る申請がありますことから、今回200万円の補正増をお願いしてございます。 次に、款の5労働費、項1労働諸費、目1労政費で208万円の補正増でございます。このうち主なものですが、二つ目でございます。雇用対策職業訓練事業費、委託料、キャリア交流事業委託料で108万円をお願いしてございます。これは、上田職業安定協会に委託して長期失業者を対象としたキャリア・コンサルティングを実施し、就労の促進を図ってまいりたいというものでございます。 次に、一番下でございますが、款の6農林水産業費、項1農業費、目3農業振興費で245万8,000円の補正増でございます。農業振興対策推進事業費の中の樹木伐採等委託料245万8,000円でございます。これにつきましては、殿城地区の稲倉棚田周辺の雑木を除去し、景観保全と農業、農村の環境整備を進めてまいりたいというものでございます。 次のページをお願いいたします。二つ目でございますが、項2林業費、目1林業総務費で1,500万円の補正増でございます。松くい虫防除対策事業費、松くい虫防除委託料で1,500万円でございます。これにつきましては、伐倒薫蒸処理により松林に残されております塩化ビニールシートを撤去し、松林の景観を保ち、火災や環境汚染の防止を図ってまいりたいというものでございます。先ほど申し上げましたキャリア交流事業委託料以下ただいまの松くい虫まで3件につきましては、緊急雇用創出特例交付金の交付を受けて実施してまいりたいというものでございます。 次に、中ほどですが、款7商工費、項1商工費、目2商工振興費で2億2,970万5,000円の補正増をお願いしてございます。まず、説明欄の一番上、商業振興事業費の関係につきましては、松尾町商店会が行います空き店舗対策に対してそれぞれ補助をしたいというもので、707万5,000円をお願いしてございます。 次の工業振興事業費、商工業振興助成事業補助金で1,000万円でございますが、これにつきましては、商工業振興条例に基づきまして、上田リサーチパーク内の企業施設の増設に対して補助をしたいというものでございます。なお、これにつきましては、2カ年度で2,000万円を補助したいということで、あわせて債務負担行為補正の予算もお願いしているところでございます。 次に、中小企業金融対策事業費2億1,263万円でございます。貸付金及び補償補てん及び賠償金の信用保証料でございますが、これにつきましては依然として大変厳しい経営環境を踏まえまして、市制度融資枠の拡大をするとともに、拡大に伴います信用保証料の追加計上をお願いしたものでございます。 次のページへお願いいたします。款8土木費でございますが、今回土木費の中で全般にわたりまして市民生活に大変密着いたしました生活路線等の単独整備事業費といたしまして、総額3億5,000万円の追加計上をお願いしてございます。 次のページ、32、33ページをお願いいたします。中ほどでございますが、項の5住宅費、目1住宅管理総務費で200万5,000円の補正増でございます。市営住宅管理事業費でございますが、後ほど議案第97号でご説明申し上げますが、市営住宅の明け渡し請求訴訟を行うための経費をそれぞれお願いいたしました。 次に、項の6交通対策費、目1交通対策事業費で1,991万9,000円の補正増でございます。交通運輸対策事業費でございますが、このうち主なものといたしまして別所線存続対策事業費といたしまして、委託料の三つ目にございますが、別所線利用実態調査委託料、これで250万円、それから次の負担金補助及び交付金の二つ目の別所線電車存続期成同盟会補助金の85万8,000円の追加計上、そのほか利用促進シンポジウム等の開催経費、合わせまして377万6,000円の補正増をお願いしているところでございます。 次に、説明欄の一番下、鉄道駅関連施設管理事業費1,551万円でございますが、次のページへお願いいたします。そのうち主なものでございますが、説明欄の三つ目に工事請負費、施設整備工事費で1,000万円がございます。これは、上田駅お城口駅前広場に防犯カメラを設置したいというものでございます。 次に、一番下ですが、款の10教育費、項2小学校費、そのうちの二つ目、目4学校建設費で9,819万8,000円の補正増をお願いしてございます。小学校施設整備事業費でございますが、次のページへお願いいたします。工事請負費、用地造成工事で1,900万円、公有財産購入費、学校用地購入費で7,560万円でございます。いずれも改築を予定しております豊殿小学校屋内運動場に係る予算をお願いしてございます。 次に、項4社会教育費、目2文化費で162万7,000円の補正増でございます。このうち主なものでございますが、文化振興事業費の負担金補助及び交付金、文化支援事業補助金で20万円でございます。山極勝三郎生誕140周年記念講演会に対して20万円の補助をしたいというものでございます。 続いて、目4図書館費で6,580万3,000円の補正増でございますが、説明欄の二つ目でございます。公共施設整備事業費で6,480万3,000円の補正増をお願いしてございます。これは、駅前再開発ビル4階に開設します情報ライブラリーの準備経費等の計上をお願いいたしました。主なものとしましては、下から2番目にございますが、備品購入費で5,739万2,000円が主なものでございます。 次のページへお願いいたします。目8青少年育成費で176万円の補正増でございます。青少年育成事業費でございますが、子供放課後、また週末活動等支援事業、あるいは外国語体験学習推進事業を進めるための所要の経費をそれぞれお願いしてございます。 次に、項5保健体育費、目5市民の森費で200万円の補正増でございます。市民の森施設整備事業費で200万円でございますが、施設整備工事費としてお願いしてございます。これは、7月20日の集中豪雨によりまして崩壊しました多目的運動場南側ののり面の修復工事費をお願いしているものでございます。 歳出については以上でございます。 歳入について申し上げますので、14、15ページへお願いいたします。 歳入でございますが、まず款8地方交付税で3億1,451万5,000円の補正をお願いいたしました。一般財源として計上可能な範囲内で補正増をお願いしたものでございます。 次に、一つ飛んで款11使用料及び手数料で土木使用料16万8,000円でございますが、西上田駅南口自動車駐車場の開業に伴いまして使用料の計上をお願いしたものでございます。 次の款12国庫支出金、それからその下の款13県支出金がございますが、これは歳出に係るルール分として計上したもの、また補助内示に伴いまして調整をお願いしたものでございます。1件ずつの説明は省略させていただきます。 次のページへお願いいたします。中ほどでございますが、款15寄附金でございます。市民の皆様から大変貴重なご寄附を合計今回459万円をちょうだいいたしました。まず、民生寄附金でございます。109万円でございますが、このうち108万円につきましては、長野プロパン株式会社様よりちょうだいいたしまして、市内8こども館、また高齢者福祉センターの備品購入に充当をお願いしてございます。このほか匿名の方お2人より1万円をちょうだいしております。 次の労働寄附金につきましては、株式会社進和製作所様より100万円のご寄附をちょうだいいたしました。共同福祉施設の備品購入に充当をお願いしてございます。次の消防寄附金につきましては、上田東ロータリークラブ様よりちょうだいいたしました。これは、消防音楽隊の備品購入に充当をお願いしてございます。続きまして、社会教育寄附金で図書館整備事業寄附金として200万円をちょうだいしてございますが、そのうち100万円につきましては上田東ロータリークラブ様よりちょうだいいたしまして、情報ライブラリーの図書購入の充当をお願いしてございます。もう1件は、市内馬場町の武井宏雄様より100万円のご寄附をちょうだいいたしました。図書館録音室の整備工事に充当をお願いしてございます。それぞれ寄附者のご意向に沿って予算措置をお願いしてございますので、よろしくお願いいたします。 次の款17繰越金でございますが、今回2億円の補正増をお願いしてございます。一般財源として計上可能な範囲内で補正増をお願いいたしました。 次のページへお願いいたします。款19市債でございますが、土木債、教育債で合わせて1億1,160万円の追加補正をお願いしてございます。詳細につきましては、後ほど第3表でご説明申し上げます。 それでは、6ページへお願いいたします。第2表債務負担行為補正でございますが、商工業振興助成事業費で1,000万円でございます。説明につきましては、別紙お配りしてございます債務負担行為説明書記載のとおりでございますので、よろしくお願いいたします。 次に、7ページをお願いいたします。第3表地方債補正でございます。今回変更といたしまして合計4件の変更をお願いしてございます。この結果、限度額につきましては、60億3,420万円としたいというものでございます。 以上、議案第91号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 健康福祉部長。   〔健康福祉部長 前沢 憲一君登壇〕 ◎健康福祉部長(前沢憲一君) 同じ補正予算書の47ページをお願いいたします。議案第92号、平成15年度上田市福祉事業センター事業特別会計補正予算第1号についてご説明いたします。 次の48ページをお願いいたします。条文予算でございますが、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ641万5,000円を追加し、総額をそれぞれ4,798万4,000円としたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、58、59ページをお願いいたします。歳出の主なものでございますが、款2事業費の目1事業費で641万5,000円の補正増でございます。これは、当初見込みより受注量がふえたための作業員賃金の増額と事業収入に伴う消費税等を計上したものでございます。 歳入について申し上げますので、戻って56、57ページをお願いいたします。歳入ですが、款1事業収入の目1委託加工収入で650万円の補正増ですが、受注量の増加見込みに伴うものでございます。 款3繰入金の目1一般会計繰入金で98万5,000円の補正減でございますが、収入計上による調整でございます。 次の款5諸収入の目1雑入の90万円の補正増は、作業収入の増に伴います維持費収入を計上したものでございます。 議案第92号につきましては、以上でございます。 続きまして、61ページをお願いいたします。議案第93号、平成15年度上田市介護保険事業特別会計補正予算第1号についてご説明いたします。 次の62ページをお願いいたします。条文予算ですが、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,153万9,000円を追加いたしまして、総額をそれぞれ56億4,959万9,000円としたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、72、73ページをお願いいたします。歳出の主なものでございますが、まず款3財政安定化基金拠出金の目2財政安定化基金償還金の7,988万4,000円の補正増でございますが、これは平成14年度に借り入れた財政安定化基金借入金を平成14年度国庫負担金と支払基金交付金の精算交付額を財源といたしまして繰上償還するというものでございます。 次に、款4基金積立金の目1積立金の1,061万7,000円につきましては、ただいまの財政安定化基金償還金に充当した残余分について介護保険基金へ積み立てを行うものでございます。 歳入について申し上げますので、戻って70、71ページをお願いいたします。歳入の主なものでございますが、款3国庫支出金の目1介護給付費負担金5,331万7,000円と、その次の次、款4支払基金交付金の目1介護給付費交付金3,664万7,000円につきましては、いずれも平成14年度の交付決定額の不足分に対する精算交付額を計上するものでございます。 議案第93号につきましては、以上でございます。 議案第92号及び議案第93号についてご説明をいたしました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 都市建設部長。   〔都市建設部長 小林 憲和君登壇〕 ◎都市建設部長(小林憲和君) 補正予算書の75ページをお願いいたします。議案第94号、平成15年度上田市市街地再開発事業特別会計補正予算第1号についてご説明を申し上げます。 次のページ、76ページをお願いいたします。条文の第1条でありますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ8,223万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ38億8,498万円としたいというものであります。 第2条の地方債の補正につきましては、後ほど説明をさせていただきます。 初めに、歳出から申し上げますので、予算書の86、87ページをお願いいたします。まず、款1市街地再開発費、目2の市街地再開発事業費でございますが、施設建築物等管理運営事業費で777万6,000円の増額をお願いしてございます。内容につきましては、12月にオープンをします再開発ビルのうち、第1―1街区5階、6階の管理運営を行うための経費でございまして、光熱水費及び再開発ビル管理組合負担金を計上させていただきました。 次に、款2公債費、目1の元金でございますが、市債の元金償還金7,446万円の増額をお願いいたしました。これは、施設建築物等整備事業費において新たに国庫補助金が確保できたこと等に伴いまして、公営企業債の繰上償還額の増額が可能になったことによるものでございます。 続きまして、歳入について申し上げますので、同じ予算書の84、85ページにお戻りをお願いいたします。最初に、款2国庫支出金、目1市街地再開発費補助金及び款3県支出金、目1市街地再開発費補助金につきましては、補助内示に伴う計上でございまして、国庫支出金が7,000万円の増額、県支出金が282万円の減額でございます。 次に、款4財産収入でございますが、12月にオープンする再開発ビルの上田市所有分の運用収入でございまして、目1財産貸付収入において第1―1街区ビル5階、6階の土地建物貸付料901万2,000円、目2利子及び配当金において、同じく第1―1街区ビル2階、3階の再開発ビル店舗共有者組合配当金84万2,000円をそれぞれ計上いたしました。 次に、款5繰入金の目1一般会計繰入金につきましては、一般会計からの繰入金でございまして、828万円の減額でございます。 次に、款7諸収入の目1雑入につきましては、第1―1街区ビル5階、6階の共益費収入で338万2,000円の増額でございます。 次に、款8市債の目1市街地再開発債につきましては、公共施設整備事業債で1,010万円の増額でございます。 最後に、地方債について申し上げますので、78ページにお戻りをお願いいたします。第2表の地方債でございますが、先ほど歳入の市債でご説明いたしましたとおり、起債の限度額を1,010万円増額し、1億3,610万円に変更したいというものであります。 議案第94号につきましては、以上でございます。 続いて、補正予算書の89ページをお願いいたします。議案第95号、平成15年度上田市駐車場事業特別会計補正予算第1号について説明を申し上げます。 次のページの90ページをお願いいたします。条文予算でございますけれども、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ980万8,000円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ8億5,753万4,000円としたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、100、101ページをお願いいたします。まず、款1駐車場事業費、目1一般管理費で980万8,000円の補正増でございます。条例議案で説明申し上げましたが、上田駅お城口再開発事業で整備をしております12月開場予定の第2駐車場の管理運営に伴う経費が主なものであります。上田駅お城口駐車場管理運営事業費で758万3,000円の増額でございまして、工事請負費を685万円お願いいたしましたが、第2駐車場の管理を既設のお城口及び温泉口の二つの駐車場とあわせましてお城口駐車場の事務所で管理できる統合管理システムの導入に伴う経費でございます。また、上田駅お城口第2駐車場管理運営事業費で222万5,000円の増額でございますが、第2駐車場の管理に係る光熱水費、保守点検委託料等経常的な経費をお願いいたしました。 次に、款3公債費、目2利子につきましては補正額はございませんが、財源を組み替えるものでございます。 続いて、歳入について申し上げますので、98、99ページにお戻りください。まず、款1使用料及び手数料、目1駐車場等使用料で1,300万円の増額でございますが、第2駐車場使用料の収入でございます。 次に、款2繰入金、目1一般会計繰入金で346万7,000円の減額でございますが、第2駐車場の使用料の収入に伴うものでございます。 次に、款3繰越金、目1繰越金で30万4,000円の増額をお願いするもので、前年度繰越金の確定によるものでございます。 次に、款4諸収入、目1雑入で2万9,000円の減額でございますが、14年度の嘱託職員労災負担金の返還分を15年度負担分と相殺したものでございます。 議案第95号については以上でございます。 議案第94号、95号を一括ご説明申し上げましたが、よろしくお願いをいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 上下水道事業管理者。   〔上下水道事業管理者 須藤 清彬君登壇〕 ◎上下水道事業管理者(須藤清彬君) 別冊の平成15年度上田市公共下水道事業会計補正予算書をお願いいたします。議案第96号、平成15年度上田市公共下水道事業会計補正予算第1号についてご説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。条文予算の第2条でございますが、債務負担行為をすることができる限度額の変更でございまして、平成16年度の上田終末処理場建設事業費を4,900万増額し、4億1,400万に改めたいというものでございます。 内容についてご説明申し上げますので、お手元にお配りいたしました債務負担行為説明書をお願いいたします。上田終末処理場建設事業費でございますが、16年度における債務負担行為の限度額を4,900万増額し、4億1,400万とし、全体計画事業費を6億7,900万にいたしたいというものでございます。 議案第96号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 都市建設部長。   〔都市建設部長 小林 憲和君登壇〕 ◎都市建設部長(小林憲和君) 議案集の8ページをお願いいたします。議案第97号、訴えの提起についてご説明を申し上げます。 市営住宅明渡し及び滞納家賃等支払請求事件に関し、訴えの提起をしたいというものでございます。地方自治法第96条第1項第12号の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。 事件名は、市営住宅明渡し及び滞納家賃等支払請求事件で、相手方及び対象物件は、別紙9ページ、隣の9ページに記載のとおりでございます。請求の趣旨でございますが、別紙記載の入居者は、市営住宅家賃等を長期にわたり滞納し、再三にわたる滞納家賃等支払い催告にもかかわらずこれを支払わないので、市営住宅の明渡し及び滞納家賃等の支払いを求め、訴えの提起をするものであります。 なお、この連帯保証人につきましても入居者の債務を連帯して履行する責任がありますので、滞納家賃等の支払いを求め、訴えの提起をするものでございます。 議案第97号につきましては、以上でございます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 総務部長。   〔総務部長 石黒 豊君登壇〕 ◎総務部長(石黒豊君) 同じ議案集の10ページをお願いいたします。報告第23号、専決処分した職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の承認についてご説明申し上げます。 この一部改正条例は、地方自治法第179条第1項の規定によりまして、平成15年8月20日に専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により報告し、承認をお願いしたいというものでございます。 専決処分の理由でありますが、更埴市、戸倉町、上山田町が合併いたしまして、平成15年9月1日から千曲市が設定されたことに伴い、平成15年8月20日付で専決処分を行い、この条例を一部改正したものでございます。 改正の内容でありますが、第12条第2項に掲げる2分の1日当が支給される区域中、第3号の「更埴市」を「千曲市」に、第17条第2項に掲げる日当が支給されない区域中第4号の「更級郡のうち上山田町」を削り、同項第5号中「埴科郡」を「埴科郡坂城町」に改め、同項の第4号とするというものであります。 附則におきまして、この条例は、平成15年9月1日から施行することを定めたものでございます。 第2項では、この条例の施行の日以降において合併前の更級郡上山田町及び埴科郡戸倉町の区域へ旅行する場合の旅費については、従前の例により日当を支給しないこととしたいというものでございます。 以上、報告第23号について申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 財政部長。   〔財政部長 小出 俊君登壇〕 ◎財政部長(小出俊君) 11ページをお願いいたします。報告第24号、専決処分した更埴市、更級郡上山田町及び埴科郡戸倉町の合併に伴う長野県市町村自治振興組合に関する地方自治法第286条第1項に基づく協議の承認についてご説明申し上げます。 本件につきましては、長野県内の全市町村で組織しております長野県自治振興組合が千曲市の発足によりまして組織する市町村の数が変更になるため、地方自治法第286条第1項に基づく協議がございましたので、去る8月18日に地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしましたので、報告し、ご承認をお願いするものでございます。 内容につきましては、専決処分書にありますように、平成15年8月31日をもって長野県自治振興組合から更埴市、更級郡上山田町及び埴科郡戸倉町を脱退させ、平成15年9月1日から千曲市を加入させるというものであります。3市町の脱退と新たに千曲市の加入によりまして長野県自治振興組合を組織する市町村数は118市町村となりました。 以上でございます。よろしくお願いいたします。           ◇ △日程第5 議員の派遣 ○議長(宮下昭夫君) 次に、日程第5、議員の派遣を議題といたします。 今定例会における地方自治法第100条第12項及び会議規則第159条の規定による議員の派遣については、お手元に配付しました「議員の派遣」のとおりであります。 お諮りいたします。別紙「議員の派遣」のとおり議員を派遣することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮下昭夫君) ご異議なしと認めます。よって、別紙「議員の派遣」のとおり議員を派遣することに決しました。 以上で本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。明3日から7日までの5日間は議案検討のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮下昭夫君) ご異議なしと認めます。よって、明3日から7日までの5日間は議案検討のため休会することに決しました。 次回は9月8日午前9時30分から会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。   午後 2時35分   散会...